なぜJYJユチョンは記者会見で涙ながらに「悔しい」と訴えたのか

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パク・ユチョンは、なぜ「悔しい」と涙ながらに訴えたのだろうか。

真実が明らかになった。JYJのメンバー、パク・ユチョンの薬物反応検査で、陽性反応が出た。検察などの捜査当局によると4月23日、この事件を捜査している京畿南部地方警察庁麻薬捜査隊は、国立科学捜査院からパク・ユチョンの体毛からヒロポンが検出されたという通知を受けた。

これによって、パク・ユチョンの元婚約者である南陽(ナミャン)乳業創業者の孫娘ファン・ハナの「パク・ユチョンと一緒に麻薬を使用した」という供述が、事実であることが明らかになった。

パク・ユチョンは鑑定結果が出る直前までも、「絶対に麻薬をしたことがない。ファン・ハナに騙された」と無念を訴えていた。記者会見では、やつれた姿で涙を見せながら、重ねてファン・ハナの言葉が嘘であることを強調した。

そのため、少なくない関係者から「あそこまで記者会見をするのだから、(麻薬は)していないのではないか」という慎重な意見も出ていた。

【写真】JYJユチョン、「麻薬は絶対にやっていない」と全否定。元婚約者への思いも打ち明ける

しかし結局、パク・ユチョンの涙は嘘であり、誰もが騙されることになった。パク・ユチョンはどういうつもりだったのか。涙の意味が疑われるばかりだ。

記者会見を開いて疑惑を強く否定したパク・ユチョン

BIGBANGの元メンバー、V.Iのスキャンダルに始まり、韓国芸能界には大きな波紋が広がった。性接待から麻薬、盗撮、警察の癒着が次々と明らかになっている。疑惑が浮上した芸能人の多くが当初は否認したが、後に事実と判明し、最終的にパク・ユチョン麻薬使用まで明らかになったわけだ。

たしかにパク・ユチョンは悔しかったのかもしれない。特大スキャンダルの中心にいるV.Iは、疑惑こそ次々と浮上しているが、チョン・ジュニョンのように拘束捜査が行われているわけではない。そんな状況下で突然の元婚約者の供述に、悔し涙を流したのかもしれない。

優れた才能を無駄にしたプライベート

実際にパク・ユチョンは、東方神起のメンバーとして華々しく活動したが、その後の歩みは順調ばかりではなかった。

それでもJYJのメンバーとして海外で多くの愛を受け、俳優としても大きな可能性を見せた。しかし結局、誠実ではないプライベートが足を引っ張った。

まず公益勤務要員を務めた2016年6月に、性的暴行の疑いで提訴された。当時、性的暴行をはじめとする4件の告訴は嫌疑なしの処分を受けたが、この過程で深刻なイメージダウンを経験した。長い訴訟によって“アジアのスター”というイメージは崩れ、恥ずかしいニックネームばかりを追加した。

さらにファン・ハナとの熱愛・結婚を発表し、最終的に破局するという一連の流れも、人々を辟易させるばかりだった。芸能人として優れた才能を持ち、誰よりも華やかなスポットライトを浴びたが、不誠実な行動と嘘で、大衆は離れていったわけだ。

V.Iの疑惑から始まった韓国芸能界の特大スキャンダルは、パク・ユチョン麻薬事件にまで広がった。スターを愛するファンには失望感だけが残った。