巨人に3連勝し、タッチを交わす丸(中央)ら広島ナイン=マツダ(C)KYODO NEWS IMAGES

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 首位・広島は、本拠地・マツダスタジアムで行われた2位・巨人との3連戦に3連勝し、ゲーム差を8に広げた。さらに貯金も今季最多の15とした。

 ニッポン放送ショウアップナイターの解説者が口にしていたのは、首位・広島の選手層の厚さだ。第2戦、エース・菅野智之を打ち崩し7-5で勝利した試合の解説を務めた江本孟紀氏は、「こういう試合で(ヒーローインタビューが誰か)パッと分からないくらいみんながヒーローなんですよ。西川だってそうでしょう。野間もそうだし、一人だけ目立つようなチームじゃダメなんですよ。(強さの)象徴的なんですよ」(21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島-巨人戦』)とチーム力の高さを絶賛。

 6点ビハインドを跳ね除け8-6で勝利した3戦目の解説を務めた野村弘樹氏も「アドゥワと若い力を含めて、チーム一丸で6点差をひっくり返したわけですからね。強い。底力がありますよね」と語った。

 江本氏、野村氏が話したようにこの3連戦では田中広輔、丸佳浩、鈴木誠也といった主力の活躍だけでなく、初戦でサヨナラ2ランを放った下水流昂をはじめ、3戦目に0-6の4回途中から登板し2回2/3を無失点に抑えたアドゥワ誠、さらに野間峻祥、西川龍馬といった脇役の選手たちの働きも大きかった。守備でのミスはこの3連戦何度かあったが、選手個々が自身の役割を理解し、チーム一丸となって戦った。選手層の厚さ、点差以上に広島の強さが際立つ3連戦だった。

(ニッポン放送ショウアップナイター)