中国では非常に多くのバイクが走っていて、日本メーカーのバイクの人気は非常に高い。日本にやってくるとバイクに乗っている人が少ないことが不思議に思えるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では品質が良い日本製品の人気は非常に高い。日本メーカーの車やバイクを街でたくさん見かけるのも、日本製品が高く評価されているゆえだろう。日本には世界に名だたるバイクメーカーが複数存在する割には、街中でバイクを見かける機会はさほど多くないのが現状で、これは訪日中国人も不思議に感じられることのようだ。

 中国メディアの快資訊は22日、「日本にはバイクメーカーがたくさんあるにもかかわらず、日本人がバイクに乗らないのはなぜか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、日本人がバイクに乗らない理由として「日本は四方を海に囲まれた島国であるため、天気の変化が非常に速いのではないか」と考察し、雨が突然降り出すことも多々あるゆえ、バイクで出掛けることを選ぶ人が非常に少ないのではないかと分析。

 さらに、日本は国土が狭く人口密度が高い国であって、街中にバイクを停車させておく場所が限られていること、日本ではバイクに乗る際にヘルメットを必ずかぶらなくてはならないため、髪形を気にする人から敬遠されがちであること、また都市部では鉄道や地下鉄が整備されているゆえ、公共交通機関での移動のほうが便利であることも日本でバイクをあまり見かけない理由ではないかと主張した。

 中国では非常に多くのバイクが走っていて、日本メーカーのバイクの人気は非常に高い。さらに地方都市ではバイクタクシーが現役で活躍している。雨が降ってもポンチョ型の雨合羽をはおり、また、夏の直射日光を遮るためバイク専用にデザインされた傘まで取り付けることができるなど、バイクは多くの中国人にとって「日常の光景」の1つなのだ。こうした光景に慣れている中国人からしたら、日本で走っているバイクの数が少ないと感じるのもうなずけることと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)