ASUS JAPANの日本1号店舗「ASUS Store Akasaka」のオープニングセレモニーをレポート!

ASUSTeK Computer(以下、ASUS)の日本法人であるASUS JAPANは2日、都内・赤坂にて同社の直営店舗「ASUS Store Akasaka」をオープンし、店頭にてASUS会長のジョニー・シー氏やASUS JAPAN代表取締役社長のエミリー・ルー氏らによるオープニング・セレモニーを開催しました。

店舗の詳細についてはすでにお伝えしているように、日本における第1号店舗であるとともにASUSとしても世界初となる修理拠点機能を持った直営店となっています。これにより、同店舗では同社のスマートフォン(スマホ)「ZenFone」シリーズやパソコン(PC)「ZenBook」シリーズなどの持ち込み修理に対応し、事前予約があれば最短1時間での修理を行える点が大きな特徴となっています。

ASUSがこのような手厚いサポート体制を整えた店舗を日本に置く理由や、世界で初めてとなる業態の店舗の第1号店を日本に開店した理由とは一体何でしょうか。今回はオープニングセレモニーの様子とともにASUSの戦略をご紹介します。


飛躍目覚ましい同社の直営店戦略とは


■ASUS会長のジョニー・シー氏も来日
オープニングセレモニーには先に紹介したASUS会長のジョニー・シー氏やASUS JAPAN代表取締役社長のエミリー・ルー氏のほか、ASUSグローバルカスタマサービス責任者のサムソン・フー氏、そして台北駐日経済文化代表処副代表の郭仲熙(かく ちゅうき・Kuo Chung-Shi)氏が登壇し、テープカットが行われました。


壇上で終始笑顔だったASUS会長のジョニー・シー氏



左からサムソン・フー氏、ジョニー・シー氏、郭仲熙氏、エミリー・ルー氏


■立地にもこだわった店舗戦略
テープカット後にはジョニー・シー氏自らが店内での取材に応じて「日本のサービスや質へのこだわりを高く評価して尊敬している。その日本で(修理拠点機能を持った直営店を)オープンすることで、日本のみなさまにASUSの質の高さを実感していただきたい」と述べ、日本の高い技術を基礎としたモノづくりへのこだわりや価値観にASUSの品質が十分に適うものであるとして、日本の消費者に強くアピールしていく意気込みを語りました。

また赤坂という地域を選択した点についても「場所は慎重に選んだ。赤坂にはビジネス街だけではなく住宅街もある。室の高いサービスを提供するには同じように質の高いゆったりとした街が重要だった」として、敢えて活気と喧騒にあふれる繁華街ではなくオフィスビルや高級な住宅が立ち並ぶ赤坂を拠点に選んだことを述べています。


ゆったりとした優雅な街にゆったりとした上質な空間を演出する。ASUS JAPANの店舗戦略は立地条件から始まっていた


■すべては「お客様とのつながり」のために
ジョニー・シー氏が会見の場で特にこだわりを見せていたのが「コネクテッド(つながり)」です。通信インフラとその端末、そしてIoTやAIといった技術によってもたらされるスマート革命(スマートレボリューション)がこれからの重要な鍵であるとし、同氏は「サービス信仰の中で、ただ売るだけではなくお客様とつながっていくことがとても大切」だと語り、そのために同店舗が持つ修理拠点機能が必須だったとして「ASUS Store Akasakaはとても重要な場所になる」と続けています。


迅速な修理対応や丁寧なサポートによってユーザーと企業をつなげていく


ジョニー・シー氏の言葉を裏付けるように、同店舗にはイベントスペースとしての機能も備わっており、今後定期的にユーザーイベントなどを行うとしています。また「新規客と既存客を分けて考えることはまったくない」とも語っており、単なるアフターサポートだけではなくすべての利用者に対してつながりを大切にしていくことを強調していました。


ビジネスにおいても人と人とのつながりを重視する台湾企業らしい戦略だ


■オープン記念のキャンペーンも盛りだくさん!
同店舗では3月2日から11日までの10日間の予定でオープニングキャンペーンも開催しており、来店した先着1000名の方にオリジナルボールペンを、ストア内の製品を購入した先着300名の方にオリジナルデザインのマグカップをプレゼントしています。

またTwitterとFacebook、Instagramの3つのSNSを対象としたキャンペーンとして、来店時にハッシュタグ「#ASUS #Akasaka」をつけて同店舗について投稿した方先着700名に、ASUSのマスコットキャラクター「禅太郎」のデザインのPCクリーニングキットをプレゼントしています(SNS投稿後にレジスタッフへ画面をご提示ください)。


ノベルティは先日の先行内覧会にて取材陣にも配られた



オシャレなインスタ映えを狙うか、それともユーモア路線でTwitter映えを狙うか


高い品質の製品づくりや迅速丁寧なサポート体制だけではなく「企業と人とのつながり」を重視した同社の取り組みはとても興味深いところです。みなさんも赤坂へ行く機会がありましたら、ASUS Store Akasakaを訪れてみてはいかがでしょうか。


モノづくりの、その先へ




記事執筆:秋吉 健


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