無職の男を救った仮想通貨取引――いったい何が起こった?

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 実録![仮想通貨トレードで一攫千金]物語――未成熟なだけに仮想通貨の値動きは異常に荒いが、波に乗れればバカ勝ちも可能。達人たちのトレード術を探った。

◆悲鳴と歓喜をシグナルに? 爆騰コインで荒稼ぎ!

「仮想通貨に出会ったのは会社を退職した時期でした。今思えば怪しいセミナーでしたが、仮想通貨そのものは面白いなと思った。帰宅後、自分で調べて’17年1月に100万円を投資。今では資産が2300万円まで増えています」

 そう振り返るのは人気仮想通貨ブログを運営するポイン氏だ。もともと投資経験はナシ。そのため、いまだ「テクニカル分析は勉強中」と話すが、売買のタイミングはバツグンだ。

「10月に仕込んでいたのがビットコインから分裂して生まれたビットコイン・キャッシュ(BCH)。理由は『ビットコイン・ジーザス』と称されるカリスマのロジャー・バーなど仮想通貨業界の超大物がBCHを推していたから。買っておけばいつか上がるだろうと思っていたんです。でも、最大の理由はビットコインが高すぎて買えなかったことですが(苦笑)」

 ビットコインから派生した仮想通貨にもかかわらず、BCHはビットコインと連動性に乏しかった。これも買い材料になったという。

「ビットコインが急騰していた一方、BCHは横ばいだった。今からビットコインを仕込むよりはBCHのほうが有望かなと思いました。すぐに上がらなくともビットコインに引っ張られて上がるだろうと。それで、100万円ほど買っていったんです」

 BCHは11月上旬、7万円台から突如暴騰した。

「仮想通貨を“掘る”マイナーたちが採掘効率のいいBCHへ一斉に移ったためとする見方もあるようです。理由はともかく、相場からBCHホルダーの『歓喜の声』が聞こえてきました。私の信条は『悲鳴で買って歓喜で売る』。3、4倍くらいになったところで決済しました」

 悲鳴と歓喜はポイン氏にとっての売買シグナルとなる。

「2ちゃんねるから生まれた仮想通貨のモナコインもそうでしたね。10万円ほどですが15円くらいで買っていたのですが、10月に国内大手ビットフライヤーでの取り扱い開始をきっかけに700円台へと暴騰した。そこで歓喜の声が聞こえてきたので決済しました。ただ、150円で売ってしまったので早すぎましたね」

 ツイッターなどのSNSをチェックしていれば、ホルダーたちの声が聞こえるはずだ。

「有望なコインがあっても高騰したところでジャンピングキャッチしないよう、注意しています。それさえ守れば大きな損は防げると思いますから。あとはポートフォリオを5銘柄程度に抑えて中長期的な値上がりをじっくり待つというスタンスです」

 ポイン氏が保有するのはリップル、イーサリアム、NEMなど。

「リップルは値動きが落ち着いてきて、20ドルで底固めしてきました。日本でのミートアップ(オフ会)も行われましたし、SBIグループが後押している。自分にとっては安全資産的な位置付け。じんわり上昇することを期待しています」

 ポートフォリオで目立つのはALIS。日本企業のICOで発行されたトークンだ。

「資金調達後、放置されるプロジェクトも多いのですが、ALISは今も情報発信が活発。ALISはICO価格から10倍程度になっていますが、長期的にはもっと値上がりすることを期待しています。それまでは『ハイパーニート』として温泉に浸かりながら待っています(笑)」

 仮想通貨のおかげで再就職の必要もなく温泉三昧の日々を過ごすポイン氏。目利きニートに便乗して一儲けさせていただくのもよさそう。

【ハイパーニート ポイン氏】
ALISなど次なる爆騰コインを求めてICOに積極的に参加
●資産  2300万円
●投資額 1年
●保有コイン
XRP 30%
ETH 25%
ALIS 25%
XEM 5%
BTC 5%
その他 5%
仮想通貨の利益で暮らす「ハイパーニート」。ブログやツイッターでの情報発信が人気。場所を問わず頻繁にオフ会へ出席、仮想通貨人脈の中心的存在。https://www.poipoikunpoi.com

《ポイン氏 一押しコイン!》
●Ripple(リップル/XRP)
公式カンファレンスの日本開催、SBI仮想通貨取引所での取り扱い期待などが好材料。きっかけ次第で急騰もありそう

取材・文/アケミン、高城 泰(ミドルマン)、浜田盛太郎・池垣 完(ともに本誌)
図版/ミューズグラフィック

― 仮想通貨(ビットコイン)で[資産100倍]マニュアル ―