K-POP界のバラドル代表格、BTOB。少年と青年の魅力を併せて発散させる彼らに、とって“大人の男”って? チャンソプさん、イルフンさん、ミンヒョクさんにお聞きしました!

――みなさんにとって“大人の男”ってどんな人ですか?

イルフン(以下、イル):財布の中に家族写真をしまっている人! 家族を大事にしている人って、それだけで大人に見えますね。『ゴッドファーザー』という映画でマーロン・ブランドが演じた主人公が、まさにそのイメージなんですけど、マフィアのドンとして自分のファミリーを最後まで守ろうとするところが、ほんと大人の男って感じなんですよ。

ミンヒョク(以下、ミン):家族ももちろんだけど、愛する人のために頑張れるかどうかっていうのも、あるかも。愛する人がいるから仕事も頑張れるし、おいしいものを食べさせてあげたいって思うのが大人の男じゃないかな?

チャンソプ(以下、チャン):僕は、僕にごはんを奢ってくれる人が大人だと思います! ……というのは冗談で(笑)、人に何を言われても、自分の夢に向かって頑張れる人が大人なんじゃないかと思いますね。あとは、メンバーが自分で作った曲を聞かせてくれる時、同じメンバーだけどすごく大人に感じます。自分の作品を世に送り出すという仕事に責任感を持っている姿を見ると、頼もしいし立派だと思う。

イル:僕もつい最近、ソンジェを大人だなって思った。韓国の『覆面歌王』っていう番組にソンジェが出た時、集計ミスで負けてしまったことがあるんですよ。だけどソンジェは相手に配慮して、勝ちを譲ったんです。その時の対応がすごく誠実で、年下のソンジェが僕よりずっと大人に見えました。

――自分自身の“大人の男”度は何%くらいだと思いますか?

イル:僕は今、韓国の年齢で24歳だから24%くらいかなあ。まあ、だからって100歳になったら100%完全に大人になるわけじゃないですけど(笑)。

ミン:僕は1%です。

チャン:それじゃあ僕は2%!

――大人度、低いんですね(笑)。では、まだ大人になりきれてないと思うのはどんな時ですか?

ミン:僕は、そもそも自分のことを大人だと思ったことがないんです。永遠に子供でいたいピーター・パンなので!

イル:僕は、いくつになっても親に駄々をこねてる時(笑)。後になって、子供っぽいことしちゃったなあって反省するけど、その時は自分が甘えてるってことに気づいてないんですよね。

チャン:僕は毎朝、ひとりで起きられないたびに思ってます(笑)。常にマネージャーさんとメンバーが起こしに来てくれるから助かってます。いつもありがとう!

――では、みなさんが考える“大人の男”の条件とは?

イル:韓国では「焼酎がおいしく飲めるようになったら大人」だと言われてるんですよ。人生の苦味を知ると焼酎がおいしく感じられるんだそうで。でも、僕にはまだ焼酎のおいしさがわかりません。

チャン:(ニヤリとしながら)僕は焼酎をおいしいと思うから、もう大人だね。

イル:チャンソプ兄さんは、朝、ひとりで起きられたら大人だと認めてあげます(笑)。

チャン:おっしゃる通り(苦笑)。

イル:あと、そういう外的な条件だけじゃなく、僕はまだ自分を大人じゃないと思ってるから大人じゃないんだと思う。逆に言うと、大人になったと思った瞬間から人は大人になるんじゃないですかね。

チャン:イルフンの言うとおりだね。あ、そういえば携帯電話の通話料を自分で支払った時「大人になった!」って思ったなあ(笑)。

ミン:僕は、家族にお小遣いをもらう立場からあげる立場になった時、ちょっとそう思ったよ。

チャン:それはすごく大人だね。

イル:うん、もうほとんど大人だと言ってもいいんじゃない?

チャン:僕たちも、いつかは年を取って子供のままではいられなくなるだろうけど、無理して大人っぽく振る舞ったり、逆に子供のままでいようとしないで、自然に年を取りたいよね。あ、でも若い女の子たちに人気のおじさんにはなりたいかも(笑)。ジョージ・クルーニーとか、ショーン・コネリーみたいな!

イル:永遠のお兄さん(=オッパ)(笑)。

チャン:白い髭が生えても、オッパって呼ばれたい!

ミン:でも僕はやっぱり子供の心を忘れたくないなあ。いくつになっても童心を忘れない、そんな大人の男になりたいです。

ビートゥービー 2012年、韓国デビュー。グループ名は「Born To Beat」の頭文字を組み合わせたもので「新しい音楽(ビート)とステージを披露するために生まれた」という意味が込められている。バラエティ番組で見せるお笑いセンスと仲良しっぷりで“バラドルの代表格”として人気を博す。昨年発表したバラード3部作のヒットで「ヒーリングドル」と呼ばれるように。2014年、日本デビュー。昨年リリースした『L.U.V』がオリコンウィークリーチャートで1位を獲得。完成度の高いパフォーマンスと日本語でのゆるかわトークが満載のライブは、一見の価値あり。

※『anan』2017年11月13日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス) 文・酒井美絵子 尹秀姫

(by anan編集部)