14日放送、TBS「バース・デイ」では、「ボートレース界 次世代のスター 妻と二人三脚で頂点を目指す」として、プロ9年目のボートレーサー・中田竜太(29)をフィーチャー。同じボートレーサーである浜田亜理沙を妻に持つ中田が、幼い我が子を育てながらもボートレース界の頂点を目指す異様な生活に密着した。

ボートレーサー養成所時代の同期だった中田と浜田は、2012年に結婚。2015年に長男を授かると、浜田は出産した翌年にレース復帰を果たしている。番組のカメラに対し、「走って数年しか経ってないですし、女子の一番にもなっていない。(タイトルを)獲りたい気持ちはあるので辞められない」と語る浜田だったが、ボートレース界に身を置く2人は、常識では考えられない毎日を送っている。

2人はそれぞれ全国24箇所のレース場を転戦し、レース期間中の6日間は選手宿舎で生活。期間中は公正を期すため、携帯電話を預けなくてはならず、外部との接触は一切禁止となる。お互い月に約20日ほどは自宅に帰ることができないばかりか、1歳11ヶ月の長男が病気になっても、それを知ることさえ許されず。家族で一緒に過ごせるのは月に5日ほどだという。

ボートレーサーである妻に対し「なるべくなら続けてもらいたくないですけど」と本音を漏らした中田だが、「自分の人生ではないので本当に続けたいんだったら止められない」とも。そのため妻がレース期間中の場合はイクメンとなって子供の世話をするものの、同世代の選手達がSGを掴み始めており、「これから誰にでも知ってもらえるような選手になれるのか、ここ何年間かにかかってくると思うので今頑張っておいたら、良い結果に結びつくかもしれないなとは思っています」と闘志を燃やした。

そんな中田は、9月19日、30歳未満の若手ナンバー1を決める「プレミアムG1ヤングダービー」を制覇。優勝戦でも圧倒的な強さを見せつけ、今月24日から始まる、SGボートレースダービーに臨む。中田は、夢に見たSG制覇に向け「大きなチャンスな一節間だと思うので、気持ちは同じレースする先輩達に負けてないような状態でいこうかなっていう。強気にやっていきたい」と意気込んだ。