23日水曜夜遅く〜24日木曜朝は、関東平野部でも初雪の可能性。東京で11月に雪が降れば54年ぶりです。

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11月最強寒気 関東の平野部でも雪レベル

23日水曜日は「勤労感謝の日」の祝日ですが、冬将軍は休むどころか、威力を発揮するでしょう。11月としては最強の寒気が南下する予想で、札幌や稚内でも、11月としてはこれまで観測されていないほど強い寒気が流れ込みそうです。
今回は、『平地でも雪を降らせるレベルの強い寒気』が、関東まで南下するのがポイント。これまでは、このクラスの寒気は、南下したとしても『東北まで』でしたが、急に『関東まで』やってきそうです。


関東平野部 珍しく11月の初雪

さらに、今回は、寒気だけでなく、関東の平野部に雪を降らせることの多い『南岸低気圧』が進む予想です。「まだ、11月なのに」という声が聞こえてきそうですが、関東の平野部でも、いつもの年より早く、初雪を観測する可能性があります。
過去の記録をさかのぼると、東京で、これまで11月に初雪が観測されたのは、直近でも1962年(昭和37年)11月22日。今回、初雪が観測されれば、11月の初雪は54年ぶりです。関東北部でも、11月に雪が降るのは珍しく、宇都宮で初雪が観測されれば1986年11月29日以来30年ぶり、前橋で初雪が観測されれば2002年11月9日以来、14年ぶりになります。


雪はいつから? 積もる?

今のところ、雨や雪が降り出すのは、23日水曜日「勤労感謝の日」の夜。降り始めは雨の所が多いですが、南岸低気圧が寒気を引きずり込むので、降る時間に気温がグッと下がるのがポイント。夜遅くには、関東の平野部でも雪が交じりそうです。また、今回は降る時間が長いので、関東北部では、平野部でもうっすらと雪化粧する可能性もあります。24日木曜日の朝は、路面が凍結したり、交通機関に乱れがでることも考えられます。雨の所も、気温が低く、濡れた路面が凍結する恐れもあります。時間に余裕をもってお出かけしたり、滑りにくい靴や車の冬装備を早めに用意するのも、おススメです。
低気圧の進むコースによっては、まだ予報が変わる可能性もありますので、最新の予報を確認して下さい。