小学校低学年の児童が、見知らぬ男に手品をかけられる事案が発生
全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、大阪府の「大阪府警察安まちメール」へ寄せられた声かけ事案を取り上げたい。
悲しいマジシャン?(mWei2010さん撮影、flickrより)
手品をかけられる
2015年10月8日、17時ごろ。大阪市福島区吉野5丁目9番付近において、声かけ事案が発生した。
低学年の小学生が公園で遊んでいた。すると、年齢が70歳くらいの男から「おいで、おいで」と手招きをされる。小学生が近づいていくと、「腕からひもが抜ける手品」をかけられたという。
現役をとうに引退していると思われる男。彼の人生における唯一の楽しみが「手品」なのかも知れない。ただ、それで収入を得ている本格的なマジシャンではないのであろう。家族にも飽きられているのか、誰か人を見つけては得意のマジックを披露していると推察できる。ただただ、悲しい声かけ事案だ。
事案ウォッチ全国の事案情報を紐解き、ときに想像を膨らませながらご紹介。本連載でお届けする内容が、少しでも身近な犯罪の抑止につながれば幸いだ。