中国新聞社提供

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(台北 5日 中央社)中国大陸が3日、抗日戦争勝利70年を記念する軍事パレードを北京で行った。インターネットではこのほど、軍事パレードの正当性などを疑問視した風刺文が公開され、ちょっとした話題になっている。

中国大陸では軍事パレードの実施前から広く知られているという文章は下記の通り。

教師「『竟然』(なんと、意外にも)を使った文を作ってください」  生徒「1949年に成立した国がなんと1945年に戦勝国となった。この国が建国から66年目となる年に、なんと勝利70年を祝う軍事パレードを行った」  教師「出ていけ」

香港出身の男性が1日、この会話文をフェイスブック上に投稿し、「いいね!」とシェアの数はいずれも5日現在、1000を超えている。台湾のネットユーザーからも「皮肉だよね」、「違和感がない」などと賛同の声が上がっている。

中国大陸と同様、台湾でも戦後70年の節目を迎えた今年、一連の記念行事が行われている。馬英九総統は2日、国防部(国防省)庁舎で開かれた関連式典で「抗日戦争時に正面だろうと後方だろうと、指導的立場にあったのは全て国民政府」などと述べ、「主役は中国共産党だ」と主張する大陸側をけん制した。

(編集:羅友辰)