Doctors Me(ドクターズミー)- 単なる「暑がり」だと思っていたら深刻な事態に!?病気の可能性もある6つの要因

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「暑い」と感じると通常、脳の一部である視床下部が、神経を通じて皮膚に汗を出すよう信号を送ります。そして、かいた汗が蒸発することで体温が低下するのです。

異常なまでに、「暑さに耐えられない!」という人は、この体のシステムがうまく機能していな可能性が…そんな暑がりの人に見られる6つの傾向を見ていきましょう。

その1:薬を服用している

アレルギーや血圧、鼻づまりの薬には、体温の調節機能を低下させる場合があります。例えばアレルギーの薬は、汗で体温を下げようとする機能を阻止したり、血圧と鼻づまりの薬は、ヒフの血流を低下させ、汗をうまくかけないようにする…など。

さらに、鼻づまりの薬は筋肉の活動を亢進させて、体温を上昇させるケースもあります。つまり、これらの薬を服用している期間は、どうしても暑がりになりやすいのです。

その2:コーヒーやお茶の飲み過ぎ

コーヒーやお茶に含まれるカフェインには心拍と体の代謝を上げる働きが。それにより体温も上昇しやすくなります。暑がりの人は、カフェインの摂取はほどほどに。

その3:甲状腺の異常

甲状腺の機能が亢進し、甲状腺ホルモンの産生が増えすぎてしまうと代謝が上がり、体温も高くなります。この状態を引き起こす病気の代表格が「パセドウ病」(女性に多い病気)。

甲状腺の表面には、下垂体から産生される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の受容体が存在しているのですが、「パセドウ病」ではこの受容体を攻撃する抗体がうまれ、それにより甲状腺ホルモンが必要以上に産生されてしまいます。結果、体温調節機能にも異常が生じてしまうのです。

その4:多発性硬化症

「多発性硬化症」という病気では、中枢神経を保護するミエリンという物質が攻撃されます。そのため神経がヒフへ送るはずの「汗を出せ!」という信号が阻害され、体温が上昇してしまうのです。

その5:更年期障害

さまざまな不定愁訴のある「更年期障害」。

その代表的な症状に「のぼせ」があります。特徴は急なのぼせと、滝のような汗です。

その6:無汗症

汗をなかなかかけない、という人は要注意。「無汗症」の場合があります。原因は神経系、もしくは汗腺の異常。

汗をかくことができなければ当然、体温の調節ができなくなるので暑さに弱くなります。無汗症では、熱中症などの危険性も高くなるので、病院での検査と症状緩和の対策が必要になります。