原口と大迫&長澤の対戦はドロー決着…地元メディアは軒並み低評価

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 ドイツの地元メディアは、ブンデスリーガ第29節における日本人選手の採点と寸評を発表した。

 MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは、日本代表FW大迫勇也とMF長澤和輝が所属するケルンと対戦。原口、大迫、長澤が先発出場した試合は、両者譲らずスコアレスドローに終わった。大迫については「どれだけ競り合いに強いかということを示した」としながらも採点は伸びず。

 レヴァークーゼンと対戦したハノーファー所属の日本代表MF清武弘嗣には最低点をつけ、「彼がピッチにいたことを誰も気づかなかったかもしれない」と厳しい評価を下している。その他の日本人選手にも低評価の採点がつけられる結果となった。

 採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。

大迫勇也(ケルン)
対ヘルタ・ベルリン戦(0−0△)フル出場
『EXPRESS』
採点:4
寸評:大迫からボールを奪うことがいかに難しく、そして彼がどれだけ競り合いに強いかということを示した。だが結果には繋がらず。

『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:4
寸評:中盤とサイドからのサポートが少なかった。献身的に走った。

長澤和輝(ケルン)
対ヘルタ・ベルリン戦(0−0△)先発出場、62分交代
『EXPRESS』
採点:4
寸評:前線への動きがほとんどなく、守備ではミスがあり、非力だった。パワーがまだ足りない。

『Kölner Stadt-Anzeiger』
採点:4.5
寸評:前半は左サイドでほとんど試合に絡めず。後半に入っても調子は上がらず、62分にベンチに下げられた。

原口元気(ヘルタ・ベルリン)
対ケルン戦(0−0△)フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:試合開始時のポジションは左サイドだったが、孤立することが多く、パル・ダルダイ監督は前半のうちにフォーメーションを変更。ニコ・シュルツとポジションチェンジをする場面が増えたことで、ヘルタの攻撃が若干ではあるが相手にとって予測しにくいものになった。後半に見せた中央への突破は、やや自己中心的だった。そこで、サロモン・カルーにパスを出すのではなく、自らシュートを打つべきだった。

清武弘嗣(ハノーファー)
対レヴァークーゼン戦(0−4●)フル出場
『Sportal.de』
採点:4.5
寸評:疑いようのない彼のポテンシャルを、この試合でも出しきれず。終盤のシュートは、ハノーファーにとってほぼ唯一といえるチャンスだったが、それ以外は攻撃にアクセントを与えられなかった。清武が不用意にユリアン・ブラントにボールを奪われたところから、ハノーファーは3点目を失った。

『Hannoversche Allgemeine』
採点:6
寸評:フリーキックを蹴る場面が少なかったわけではないが、彼がピッチにいたことを誰も気づかなかったかもしれない。

■酒井宏(ハノーファー)
対戦レヴァークーゼン戦(0−4●)フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:右サイドで攻撃のスイッチを入れようとすることもあったが、レヴァークーゼンのディフェンスに大きな脅威を与えることはできなかった。その間にボールを失う場面も多かった。ただ、競り合いでの勝率約60パーセントはまずまず。

『Hannoversche Allgemeine』
採点:5.5
寸評:右のディフェンスラインで、全くと言っていいほど仕事がなかった。彼に攻めのアクションを求めるのは、無理な期待だ。