帝京決勝へ、関東一エースの不調響く東東京大会の歴史を彩ってきたライバル校対決。言うまでもなく、高校球児にとって夏の大会は特別である。その夏の大会の重要な試合には、状態に不安があっても3年生のエースで行くべきか、他の投手でいくべきか、判断は難しい。この大事な試合で、関東一の先発マウンドを任されたのは、エースの羽毛田 晶啓だった。羽毛田は3日前の準々決勝で1アウトも取れないで降板している。この日も