/人の心は見えない。相手だと思っているものは、自分の心の分与にすぎない。それを前提に、相手の言葉やふるまいを解釈しても、齟齬は広がるばかり。むしろきっちりケンカして、他人が他人であることを理解してこそ、共通の前提が出来、それに根ざすことで、相手とのきずなも得られる。/駅ですれ違う人。会社で隣に座る人。ほんとうに人間なのか。まあ、肉と脂肪、骨でできているのは事実だろう。そして、それが動いて、表情が