『怖いこわい京都』(入江 敦彦) 比類無き一冊、と呼ぶべき本がある。 文字通り他に類を見ない独特の概念に貫かれて創られた一冊で、いうならばその作者の発明品のような書籍である。 一例を挙げるならば、安野光雅『起笑転結』、泡坂妻夫『生者と死者酩探偵ヨギガンジーの透視術』、ドゥーガル・ディクソン『アフターマン』、Shaun Tan『The Arrival』……などと、こうして書いている合間にも、思
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『怖いこわい京都』(入江 敦彦) 比類無き一冊、と呼ぶべき本がある。 文字通り他に類を見ない独特の概念に貫かれて創られた一冊で、いうならばその作者の発明品のような書籍である。 一例を挙げるならば、安野光雅『起笑転結』、泡坂妻夫『生者と死者酩探偵ヨギガンジーの透視術』、ドゥーガル・ディクソン『アフターマン』、Shaun Tan『The Arrival』……などと、こうして書いている合間にも、思