『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』(ブレイディ みかこ) 「他者の靴を履く」ために出た旅が、「足元にブランケットを敷いて民主主義を立ち上げる」で終わった。特に足へのフェチがあるわけでもないのだが、自分がよく使って来た「地べた」という言葉を鑑みても、どうもわたしには人間が拠って立つ足元に戻って来てしまう習性があるようだ。 さて、最後に、取りこぼした一つの問題について書い