世界平和統一家庭連合(旧統一協会)の伝道・教化活動の違法性を争った「青春を返せ訴訟」は1987年に提訴、14年後の2001年に札幌地裁で原告勝訴の判決が下り、最高裁で2003年に確定した。元信者らの被害救済への正面突破を図った第一人者である郷路征記氏は、現在も「違法伝道訴訟」を闘っている。「人の心のことが深く分かる人」と評されるその強靭さの源泉を探る。(ジャーナリスト・本田信一郎)※名称変更前の団体名が「世界基