2007年の箱根駅伝。佐藤悠基(東海大・現SGホールディングス)は1区で区間新記録を樹立した前回の箱根駅伝の1区における吉居大和(中央大3年)の快走は、今後の駅伝の戦い方に一石を投じるものだった。1区は、集団で駆け引きしながら六郷橋での勝負が定石だったが、スタートから一気に飛び出し、2位の駒澤大に39秒の差をつけて2区に襷をつないだ。吉居の走りで流れを掴んだ中央大は総合6位で10年ぶりにシード権を獲得した