「法科の中央」と呼ばれ、かつて司法試験合格者数でトップを争っていた中央大学。ところがここ数年、中大法科大学院の合格者数の低迷が続いている。中大法学部OBで、東京地検特捜部長などを歴任、中大法科大学院で教鞭を執った経験もある宗像紀夫弁護士(80歳)に、中大の栄光の時代、そして現状について聞いた。(ライター・山口栄二)●研究室で勉強漬け学内に漂うヒリついた空気――今年の司法試験の合格者は、中大法科大学院