【▲ HII領域「DG121」(Credit: ESO)】紫色の煙が漂うように見えるこの天体は、とも座の方向に位置するHII領域の「DG121」です。HII領域は輝線星雲の一種で、若く重たい星などが放射する強い紫外線によって電離し、この様な姿に見えるのです。HII領域は惑星状星雲や渦巻銀河の様な形がはっきり決まった天体ではなく、不規則な形をしています。また、画像の中央左上付近に輝くのは、DG121で一番明るい恒星「HD 60068」を示してい