北朝鮮の金日成首相(当時)は朝鮮戦争が休戦になってから間もない1956年2月、平安南道(ピョンアンナムド)の朝鮮労働党价川(ケチョン)郡委員会(現在は价川市)代表大会で「トウモロコシは畑の穀物の王だ」とのスローガンを掲げ、トウモロコシ栽培面積を大々的に増やす方針を示した。北朝鮮は黄海道(ファンヘド)、十二三千里平野などの穀倉地帯を擁する一方で、気候的に稲作ができない地域も多く、トウモロコシの栽培奨励は