北朝鮮外交、中でも対米交渉を担う女性といえば、崔善姫(チェ・ソニ)氏と金聖恵(キム・ソンヘ)氏だろう。その二人の運命は、会談後に大きく分かれた。崔氏は、ベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わった後の3月に開かれた最高人民会議で国務委員に選ばれた。また、外務次官から第1外務次官へと昇進した。金正恩氏の代弁人とも呼ばれるなど、最高指導者の厚い信頼を勝ち取っている。もうひとりの女性、統一戦線部統一