【レポート】上重アナ騒動で『スッキリ』がピンチ!? 米倉涼子が早くも離婚か - TVウォッチャーの芸能まるごと1週間
熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【白熱ライブ ビビット】→【ビビット】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】、【直撃LIVE グッディ!】→【グッディ】と略表記します○3月30日(月)
■「福山の深夜ラジオ終了に3000人が涙! サプライズ登場も」【ノンストップ】
福山がパーソナリティーを務める『オールナイトニッポンスペシャル“魂のラジオ”』が、23年の歴史に幕を閉じた。ラジオ局の前には、北海道から沖縄まで全国からファンが3000人集結。放送中、福山の姿は見えず建物の前でラジオを聴くだけなのに、先頭の人は2日前の朝から並んでいたというからスゴイ。「ありがとう」という手作り横断幕も見られる中、福山が現れると大歓声が沸き起こった。
ラジオがはじまると福山は、「みなさん元気ですか?」とスタジオ外のファンに声をかける。ファンが「は〜い」と返事すると、福山はアントニオ猪木ばりに「元気があれば何でもできる。1・2・3ダー!」と絶叫。最終回だが湿っぽい雰囲気がないのがいかにも福山らしい。
さらに、ラジオがはじまった当時のヒット曲『Good night』を弾き語りするなど、カッコイイ一面をきっちり見せたあと、深夜1時に番組は終了。ただ、ここからがサプライズだった。スタジオ前に拡声器を持った福山が現れ、「応援してくれてありがとうございました。また何食わぬ顔して戻ってこられるように、『戻って来てください』と言われる人間でいられるように頑張っていきたいと思います」と語り、何度も頭を下げ、何度も手を振っていた。まさに「男もホレる男」と言われる男らしいフィナーレだ。
■「下平アナの"プロ野球婚"に三田アナがコメント。女子アナの職場恋愛」【グッディ】
プロ野球・ジャイアンツの長野久義選手とテレビ朝日の下平さやかアナの結婚が発表された。30歳の長野選手に対して、下平アナは42歳であり、12歳の年の差が話題を呼んでいる。また、長野選手はジャイアンツに入団するために2球団からの指名を断ったという一途さで知られる男。そんな経緯もあって、夫婦ともに好感度がグンと上がっている。
この日からスタートした新番組としては、ぜひとも話題性や視聴率が欲しいところ。プロデューサーの意図なのか、2人の話題に便乗してライオンズの金子侑司選手と交際している三田友梨佳アナにツッコミを入れはじめる。MC仲間の高橋克実から「なぜ女子アナはプロ野球選手が好きなの?」と聞かれた三田アナは、「決して女子アナ全員がプロ野球選手を好きということではないと思います。ある意味、担当する番組によっては職場恋愛のようなもの」と苦しいコメント。ただ、自らも『めざましテレビ』のスポーツ担当だっただけに、妙な説得力がある。三田アナは自身の結婚を聞かれると、「私はこれからも『グッディ』を頑張ります!」とニッコリ宣言。その笑顔がカマトトっぽく、どこかウソくさいのも、今や三田アナの持ち味になっている。
○3月31日(火)
■「松たか子、結婚8年目で待望の第一子出産!」【PON!】
自身のホームページで第一子の出産を発表した松。「私達夫婦のもとにやってきたのは、3466gの元気な女の子でした。無事に生まれてきてくれたこと、そして、支えてくださった皆様への感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びをつづった。ネットへのアップにも関わらず、直筆メッセージなのは、松のこだわりだ。
ギタリストの夫・佐橋佳幸は、53歳にして待望のパパになった。ただ微妙なのはマスコミがコメントを求めるのが、夫ではなく父・松本幸四郎ということ。そして、女児の祖父となる幸四郎も、「なかなかの美人でびっくりしました。お蔭様で母子共に元気です」と夫のようなコメント。祖父の愛もあって、音楽も演技も才能のある子どもに育ちそうだ。
■「寺島しのぶが"梨園の娘"の葛藤を激白」【ノンストップ】
寺島が2012年9月に出産した息子・眞秀(まほろ)くんの姿を撮影したホームビデオが流れる。「息子は歌舞伎が好きなんですよね。舞台稽古を見に行っても1列目でずっと見ていて、席を立たないんですよ」と話す眼差しは優しい。眞秀くんはフランス人夫との間に生まれたハーフだが、「『お化粧して衣装つけてカツラかぶって出るの』って言うんですよ。誰に教えられたのか知らないけど」と話すように、2歳にして4月から稽古をはじめるらしい。
しかし寺島本人は幼いころから悩んでいたという。尾上菊五郎と富司純子の娘として生まれ、「私も歌舞伎役者になると思っていた」が、弟・菊之助が6歳で初舞台を踏んだときにそれが叶わないことに気づいてしまった。
寺島は「男の子か女の子かで、家族だけでなく、周りのもてはやしかたが変わるんです。ちょっとついているものが違うだけなのに、何でこんなに違うのって」と当時の苦悩を明かす。その結果、「それまでやっていた踊りとか太鼓とか、全てを投げ出しました。子どもなりの反発です。部屋にこもったり、友だちの家に行って帰ってこなかったり」。さらに、弟が活躍するほど、自らの疎外感が強まっていく。「父と弟は最初から師弟関係なので、敬語でしゃべるけど、私はどっちでしゃべるべきなのか……今でも父とどう話したらいいのかわからなくて、母がいないと全く会話が成立しないんです」と複雑な心境を語った。
その後、最も親に迷惑がかからない劇団に入り、芝居の世界に没頭。それが2003年の「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞、2010年の「ベルリン国際映画祭」最優秀女優賞につながったのは、才能と努力の結晶か。「家族って何だろう…………個々人の集まり?」と笑う今の寺島は達観している。
○4月1日(水)
■「小澤征悦がクリステルとの破局後、初コメント。新恋人は菜々緒!?」【ミヤネ】
先週、5年交際した滝川クリステルとの破局報道が流れた小澤。その後、初となるイベント出演で意味深発言があったという。
映画『エイプリルフールズ』の舞台あいさつに現れた小澤は、「え〜私事ではありますが……」と意味深な滑り出し。ただ、「先日、念願のお料理教室を開くことになりまして、『ユキズ・キッチン』と言います」と肩すかしのコメント。続いて菜々緒が「私事ではありますが、撮影中に全員に告白させていただきまして、(戸田)恵梨香と小澤さんからOKをいただきました。小澤さんは『ちょっと待ってくれ』と言われていたんですけど、昨日やっとOKをいただけた」と話すと、すかさず小澤が「ごめんね、待たせて」と真顔でコメント。ユースケ・サンタマリアを「何て言っていいかわかんないです」と驚かせていた。
これは全てエイプリルフールでのウソなのだが、結果的に共演者たちが記者から小澤を守ったということになる。
一方、宮根誠司は「クリステルに『ご飯行こうか』ってメールしたら、『いつでも行きましょう。ヒマですから』って言うてましたんで、他の男性との交際報道はないでしょう」と元相棒をフォローしていた。
■「離婚報道の米倉涼子を追跡。ハワイ挙式もキャンセルか?」【ミヤネ】
昨年12月の結婚からわずか3カ月。報道された別居や離婚の噂は本当なのか? 報道陣がナゴヤドームでの始球式を行う米倉を密着マークした。始球式での投球はツーバウンドと悔しい失敗……。関係者出口から車に乗って球場を出た米倉は、車中で服を着替え、さらに車を乗り換えるなど、報道陣を交わして無言のまま去ってしまった。これまで恋愛・結婚をセキララに語ってきた米倉が沈黙を貫いたのは珍しい。
報道では、「結婚後すぐに、新居から以前暮らしていたマンションへ戻ってしまった」ということになっているが、所属事務所は「夫婦ゲンカの延長。お互いの仕事もあり、2つの家を行き来している」と否定。加えて、新たに「挙式中止」の報道も流れている。今年8月にハワイでの挙式を計画し、親族や親しい友人を招待する予定だったが、ケンカが絶えないことから最近になってキャンセルしたという。
「夫は格差婚と言われることが嫌でシャカリキに働いている一方、米倉は仕事をセーブしている」というすれ違いがケンカの原因と言われているが、真相はどうなのか。各スポーツ紙の芸能担当は、「絶対離婚」と「ただのケンカ」の真っぷたつ。“失敗しない女”の米倉はいつどんなコメントを放つのか、しばらく注目を集めそうだ。
○4月2日(木)
■「AIが妊娠5カ月を発表。昨年の結婚から妊活を経て」【スッキリ】
AIが第1子の妊娠を発表した。自身のツイッターで「私ついに妊娠しました!! まだ産まれるまでは油断できませんが今本当に感謝です みんなありがとお 世界中にハピネス!!!」とAIらしいコメント。ファンクラブでのメッセージでも、「皆さん! 今まで色々と妊活のために仕事をセーブさせてもらってましたが、私ついに妊娠しまして秋頃には産まれる予定なので来年にはまた色々と再開出来ると思います!!」と出産の時期を明かした。
さらに、「今まで待っててくれたみんな、いつも優しいメッセージをくれてたみんな、私の妊活のためにお守りやら願ってくれたみんな、本当にたくさん感謝です」「まだ産まれるまでは油断できませんが今は妊娠できたことにすごく感謝してます」と感謝の気持ちを連発。昨年1月に音楽集団カイキゲッショクのリーダー・HIROと結婚して、すでに妊娠5カ月というから、いかに妊活が順調だったかが分かる。そもそもまだ33歳と高齢出産ではない年齢で妊活宣言をしていたことが珍しい。
■「Wコロン、コンビ仲は『ととのわず』。TOKIOは言い合い」【ビビット】
即興なぞかけと「ととにました」でおなじみのWコロンの解散が発覚。所属事務所が「解散という形でそれぞれピン芸人としてさらなる活躍を目指します」と明かした。
Wコロンは、ねづっちと木曽さんちゅうの2人で2004年に結成。2010年に即興なぞかけで大ブレイクし、最高月収800万円までハネ上がったが、その影響で個別活動が増えたことが不仲の原因になったという。最近では“不仲ネタ”で番組出演していたため、「解散はない」という見方もあったが、今となってはあのぶ然とした表情はガチに近いものだったのかもしれない。
これを見た千原ジュニアは「ウチ(千原兄弟)はピン芸人同士みたいなもんだから」とはぐらかしたが、国分太一は「TOKIOはかなり言い合いますね。いっとき言い合わない時期もありましたけど。結成20年目の今は……」と余裕のコメント。過酷なロケの多い『ザ!鉄腕DASH!!』をやっていたら、そりゃケンカもするだろう。
○4月3日(金)
■「椿鬼奴の婚約指輪は借金で買ったものだった。アリかナシか」【ノンストップ】
先週、鬼奴が後輩芸人のグランジ・佐藤大からプロポーズを受けたことが発覚したが、新たな話題が持ち上がっているという。それは「借金がある」と公言している佐藤がなぜ婚約指輪を買えたのか? それはいくらなのか?」フットワークのいい番組は、さっそく佐藤を直撃。「借金は250万あるかないか。婚約指輪の値段は僕の給料で言ったら12カ月分くらい」と当然のように答える佐藤。芸人にとってキャラは大事だが、鬼奴にとって“借金キャラ”の婚約者は複雑なのではないか。
さらに佐藤は、「結婚って一生に一回のこと。婚約指輪をあげることで一個思い出ができたということがデカイ。50年後には必ず死ぬときがくるし、そのときのためにお金を出していい思い出を買ったと思えばいい」と言い切るなど、ダメ男の生き様を示そうとする。
これを聞いたスタジオの千秋は「全然うれしくない。婚約指輪自体も意味があるとは思っていないし、ムダだと思うから私は結婚指輪すらもらっていない」、西山茉希は「素直に喜べないし、相談して欲しい」、ハイヒールリンゴは「私はうれしい。借金はいつかなくなるけど指輪は残るやん。いざとなったらお金に換えてもいいし」。コメントがうまくバラけて、議論が盛り上がるのが、『ノンストップ』の強みだ。佐藤の話はネタ振りにすぎなかった。
■「上重聡にスキャンダル発生! 異例の生謝罪と小倉智昭の対応」【スッキリ】
就任したばかりの上重聡アナに衝撃のスキャンダルが発生した。報道によると、ABCマートの元会長から1億7千万円の高層マンション最上階部屋と、2千万円高級外車ベントレーを与えられているという。さらに、日本テレビは社員の自家用車通勤を禁止しているため、上重アナは規則違反をしていることにもなる。何よりマズイのは、ABCマートが『スッキリ』のスポンサーであり、癒着疑惑が生じてしまったことだ。
前日は沈黙を守り通した上重アナだが、覚悟を決めたのか、この日は番組冒頭で生コメント。「知人から便宜供与を受けていたとの指摘がありました。この方にはかねてより応援していただき、親交がありましたが、あくまでもプライベートな交友関係であり、会社や仕事について特別な便宜を図っていただいたことは一切ありません。その一方で、個人的なご好意の申し出に甘えたことによって、疑念を抱かれるような結果を招いたことは、私の不徳の致すところであり、深く反省しております。現在、そのような疑念を払拭するべく、専門家の方のアドバイスを頂きながら対処しています」と神妙に話したが、こちらは全くスッキリしない。
興味深かったのは、この生コメントをすかさず『とくダネ』などが報じていたこと。小倉智昭は、「裏番組のことなので言いたくないんですけども。雑誌と新聞にあれだけ大きく書かれていましたから」と中瀬ゆかりに話を振って、「普通の勤め人が買える金額のマンションではないし、返済方法も分かりませんからね」と的確なコメントを引き出した。裏番組や個人をあからさまにバッシングしない小倉。このあたりのバランス感覚はさすがだ。
テリー伊藤と杉野真実アナが番組を卒業し、コメンテーターを倍増させるなど、大リニューアルを行った『スッキリ』が苦難の船出となった。
上重アナの手堅い進行は、テリーがいなくなったことによるアクの弱さを際立たせ、増員したコメンテーターのコメントも大半が薄味……。スタジオセットやBGMが爽やかなイメージのものに一新されたこともあって、全く別の番組になってしまった。そんな中で飛び込んできた上重アナのスキャンダルはダメージが大きい。いわば、番組イメージはスッキリしたが、視聴者はスッキリしない状態なのだ。
金曜のエンディングで加藤浩次が上重アナに「ちゃんと電車で帰ろうね」とイジったように、今後巻き返してくると思われるが、これまでの視聴者が離れないか心配だ。その点、裏の新番組『ビビット』は、『スッキリ』と似たバラエティ寄りの情報番組だけに、チャンスかもしれない。
■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
(木村隆志)