学生の窓口編集部

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大学生になれば、好奇心で喫煙をはじめる人も多いでしょう。ですが今回、30人の東大生に話を聞いてみたところ、半数以上が自分も喫煙をしていなければ大学内で喫煙している人はほとんど見たことがないとのことでした。ちなみに、座談会参加者の中で喫煙者は2名という少なさ。その実情について学生の声を元に紹介します。

喫煙率はかなり低め

「東大を歩いていてタバコを吸う人をあまり見たことがない」(文科二類/2年/男子)

他大学では休み時間の喫煙所は満員なのがスタンダードですが、そんな状況を東大生に伝えると……。

喫煙所で人が溢れているのはイレギュラー」(理科一類/2年/男子)

とのこと。

実際に、学歴が高いほど喫煙率が低いという研究結果も報告されているほどで、アメリカがん協会が発表した論文『Cancer Facts & Figures 2013』によると、高学歴の方が禁煙傾向にあるということです。喫煙率の変化を学歴別に比較すると、1983年と2011年の大卒の喫煙率は21パーセントから9パーセントに減少したのに対し、高卒の喫煙率は34パーセントから24パーセント。

この結果を考えると、東大生達が話していた「喫煙している人をほとんどみない」というのも納得でした。吸わない理由としていくつかあがったのは、

「根が真面目だから」
「研究やサークルなど、何かに集中している東大生は、集中したらそのことしか見ていないから」

という意見。何かに没頭するとそれ対する集中力には目を見張るものがある東大生。研究やサークル、勉強など、集中力を保って活動したい環境の中で、喫煙の時間は東大生にとって余分な時間と認識されているのかもしれませんね。

(ナイスク)

参考:禁煙学歴の相関性とは?「高卒の禁煙率48.8% 院卒80.7%」-米調査
http://woman.mynavi.jp/article/131120-043/