ウォッカ好きで知られるロシア人ですが、ウォッカの飲みすぎによる悪影響も大きいようです。

ロシア男性の25%が、ウォッカが原因で55歳までに亡くなっていることが、オックスフォード大学の研究によって明らかになりました。

 

最近公表された15万人を対象にした調査によると、ロシア人男性のアルコール摂取を原因とした死亡率が非常に高いことが判明しました。

特に週3本以上のウォッカを飲む人に顕著で、肝臓がんなどの病気だけでなく、事故や暴力、自殺なども含まれ、特にこの30年ほどは、大統領の政策によって死亡率が大きく上下してきたこともわかっています。

1985年のゴルバチョフ時代にはアルコールが制限されたことで摂取量が25%減少し、それに比例するように死亡率も減少しています。

その後ソビエト連邦の崩壊によりアルコールの摂取量は上昇し、同時に死亡率も上がっています。

2006年にはアルコール政策が見直され、アルコール摂取量が3分の1になった結果、55歳までの男性の死亡率も下がりました。

このことからウォッカの摂取量を減らすことによって、早期死亡のリスクを減らせると結論付けています。

このニュースに対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。

●これは実際、とても悲しい話だよ。解決法はあるのかと考えてしまう。

↑アルコール依存症は、社会の大きな健康問題だね。

↑あまり大きく取り上げられていないが、アルコールで死ぬ人は、どんな違法なドラッグで死ぬよりも多いんだ。だが社会はまるで気にしちゃいないようだ。

↑危険ドラッグに比べてまるで害がないかのように、社会全体がアルコールを称えるのをやめればよい。

↑同意だ。大学を出たばかりの時点で、すでに適度な酒量に減らせない人をたくさん知っている。ほとんどが記憶を頻繁に失う生活がアルコール依存症の兆候であると気づいていない。たとえ毎日飲まなくても、週に1度や2度の飲み過ぎというだけで、数年すると肝臓に現れる。

●今日僕は、75%の男性がウォッカを飲むにもかかわらず55歳以上まで生きると知った。

●第二次世界大戦が終わったとき、モスクワでは戦勝パーティによって、22時間でウォッカが飲みつくされたらしい。

ロシア人はかなり変だ。いちどロシア人の女の子と付き合ったことがあるが、彼女の父親は気分が悪くなるとウォッカを飲んでいた。薬は西欧の弱虫どもが服用するものだと信じていた。

●緊急医療士をしている。ロシア人は心臓発作を起こしても、すぐ救急に行くのは弱虫だと思うのか、しばらく待ってから酒を飲み、運ばれてくるときには死亡しているケースも多い。

●1885年まで、ウォッカは12.3リットル入りのバケツで売られていた。今も人気の飲み物だけど容量の少ないボトルで売られているので、早々からひどい二日酔いにならなくて済む。

●この国でウォッカがなければ40歳まで生きられないと思うんだが……。

●だからロシアには独身のホットな女性が多いのか。

ロシアの男だが、ウィスキーしか飲まないので、これで永遠に生きられるな。


ロシア人のウォッカの飲みっぷりは、他国人の予想を大きく超えているようで、薬替わり、お茶代わりに飲む人までいるそうです。

ウォッカがないと寒くて生きていけないという意見もあるようですが、お酒の飲みすぎがよくないことは確かだと言えますね。

TIL 25% of all Russian men die before they reach their mid-50s, mainly due to vodka.

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