若い人による阿波おどりは、チャーミングでエネルギッシュ!

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『盆おどる本 盆踊りをはじめよう!』なる書籍が出版されたそうです。これは、いわば盆踊りのガイド本。いや、実は盆踊りって、ジワジワと注目度を高めているらしいですよ!

なのに、残念。盆踊りは、夏季こそが本場所。もう、シーズンは過ぎてしまいました。……と思いきや、こんなお店があるらしいです。

新宿にて営業する居酒屋「新宿 阿波おどり」では、徳島の名物料理を食べながら阿波おどりのショーを楽しむことができるそう!
ここで、改めてご説明しましょう。「阿波おどり」とは、徳島県(旧・阿波国)を発祥とする盆踊りのこと。日本三大盆踊りのひとつであり、約400年の歴史があります。

この由緒正しき盆踊りを、この店舗では一年中楽しむことができるというのだから、よく考えると物凄いプレミア感。
「夏の風物詩である阿波おどりですが、年に1度しか見られないなんてもったいない! ということで本物の“阿波おどりショー”を毎日開催、さらにお客様も一緒に踊ることができる“参加型エンターテインメント居酒屋”をオープンしました」(担当者)

そうなんです。このお店で、お客さんはただ見てるだけじゃない。演者さんが踊りをレクチャーしてくれるし、踊りがうまかった人や目立った人、もしくは元気だった人には「熱演賞」が贈られるそうですよ!
この熱狂の渦に、私もちょっと混じってみたいな。よし、この店に遊びに行ってみましょうか!

というわけで、お店へやって参りました。同店では一日2回のショー(19時30分〜と21時30分〜)が行われるらしく、私もその時刻を狙って足を運ぶと、皆さん普通にお食事を楽しんでます。
……と思いきや、様子が変わってきた。阿波おどりの“正装”に身を包んだパフォーマー達が、ステージに登場しました! 

この人たちは「東京高円寺阿波おどり連協会」に所属している「連」(阿波おどりを踊る団体・グループのこと)の方々。
実は阿波おどり、町おこしや復興を目的に徳島県だけでなく、今や全国各地で踊られるようになっています。都内各所でも阿波おどりは開催されているのですが、東京周辺で最大規模を誇る阿波おどりは50数年の歴史をもつ「東京高円寺阿波おどり」だそうです。

じゃあ、まずは見ましょうか!


楽しいー! あと気を付けて見ると、阿波おどりには“男踊り”と“女踊り”があるのがわかります。でも今日の阿波おどりだと、女性による“男踊り”も見られますよね。この辺、今日の阿波おどりの特徴だそうです。

それにしても、ちょっとウズウズしてきちゃったなぁ。じゃあ、そろそろみんなで踊りましょう!


お店が用意してくれたハッピを着て、うちわを持って、輪になって阿波おどり! 「鳴り物」(阿波おどりの伴奏を務める人たち)による三味線、大太鼓、締太鼓、笛、鉦などによる生演奏が、めちゃめちゃテンションを高めてくれます!

そんなこんなで、ショータイムは終了。この日の「熱演賞」は、一際踊りが上手だった会社帰りの男性に贈られました。実はこの方、徳島のご出身だそうですよ。どうりで、見事な踊りだったもの! じゃあ最後に、もう一度踊ってください。


そんな同店、やはり外国人観光客の来店も多いらしい。ショーの最中は舞台横に「Let’s Dancing!」等のフィリップも掲げられ、ワールドワイドで楽しめる仕様になっていました。

またしっぽり落ち着いて飲みたいという方には、奥の座敷席がオススメ。

そこにもパフォーマーたちがやって来てキレのある阿波おどりを見せてくれるので、まさに万人向けの店舗と言えるかもしれません。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」の唄はおなじみだけど、“踊る阿呆”になって盛り上がるのもたまにはいいかも!?
(寺西ジャジューカ)