ランプの光は、赤。激しく動揺してる!

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「人間は嘘をつく時、左を見る」なんて話を聞きましたが、その学説ってどこまで本当なんでしょう? っていうかその知識があれば、嘘をつく時に意図して右を見ればいいかもしれないし。こうなったら、イタチごっこです。

では、イタチごっこにならないような新ツールをご紹介しましょうか。タカラトミーが10月30日に発売する『ココロスキャナー』(希望小売価格2,500円/税抜)を使うと、心の動揺をランプで表示してくれるそうなんです。

では、画像をご覧ください。何かをおでこに付けてますが、これは光を放つランプであり、それでいて“センサー”でもあります。
「ドキッ」としたり嘘をついたりすると血液の流れが速くなる現象を利用し、脈の速さを測定。安定している「緑色」、やや迷っている「黄色」、激しく動揺している「赤色」、3段階のランプの光でその人の心の動揺を表示します。この脈の測定は、おでこを通る脈に本体の裏部分にあるセンサーをあてることで行っているのだそう。ウエアラブル端末にも使われる脈拍センサーを応用し、血流を赤外線で感知して脈の変化を測定しています。

「耳たぶから脈を測るマラソンのペースメーカーを見て、これを応用できないかと考えました。『何かキワドイ質問をされた時に人は“ドキッ!”となる。イコール心臓も“ドキッ!”となるのであれば、脈拍の変化がわかる。ということは動揺した時のココロを”スキャン”できるのではないか?』……という仮説をたて、開発はスタートしました」(担当者)

そんな『ココロスキャナー』の使い方は、簡単。リラックスした状態の会話相手に、これを装着してもらいましょう。そして、会話する。「今、気になっている人はいる?」「上司に対してイラッとしたことはある?」「お給料はどの位なの?」といった質問や会話をし、相手の反応を見て楽しむんです。
「脈は腕でも指でも計測できますが、測定位置をおでこにすることで、装着している本人にはランプの色が見えないことから、よりドキドキハラハラするようになっています」(担当者)
会話のきっかけにして相手の反応を見て盛り上がるのも良し、ウソ発見器的な使い方をしてハラハラドキドキの空間を作り出すのも良し。いや、ウソ発見器って盛り上がりますもんね……。

ちなみに発売前ですが、試作段階で体験した方々からは多くの反響が寄せられています。例えば「これで会議やったら面白いよね」、「秘密がいっぱいあるからドキドキしちゃうなー」、「旦那さんにつけてドキドキさせてみたい」、「合コンにはぜひ持っていきたい!」などなど。
……待て待て! 会議で装着させられたら、自信がないのに虚勢張っていることがバレちゃうじゃないの。あと「秘密がいっぱいある」って、どんな秘密があるというのだ? 聞き捨てならない! そんで旦那さんや合コン相手に付けるだなんて、恐怖の行い過ぎるよ! 使いようによっては、窮地に追い込まれること必至のツールだな……。

ポップでほのぼのした用途は、やっぱり以下でしょう。
「特に宴会やパーティー需要で楽しんでもらうことを想定していますので、大学生〜40代の男女にぜひ使っていただきたいと考えています。これから始まる宴会シーズンに向け、出し物に困った幹事さんには“盛り上げグッズ”としてもご活用いただきたいです」(担当者)
頭の形によってサイズを変えることができるので、男女年齢問わず幅広い層が楽しめるよう工夫されているそうです。

というわけで今から彼女相手に試し、きっと抱えてるであろう秘密を暴いてきます。
(寺西ジャジューカ)