『オレん家のフロ事情』(原作:いときち/KADOKAWA)が5分間だけのアニメに

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今日も一日頑張ったなぁ、さてお風呂に入ろうか――。

ガラッと扉をあけた瞬間、湯船で「人魚」が入浴していたとしたら、アナタはどうする? 
ギャーっと叫んで走り去るだろうか。いやいや、美しいマーメイドだったら大歓迎。なんなら、そのまま僕の彼女になってください、とお願いしたいところ。

でもその「人魚」が“イケメン”の男だったとしたら……!? 

そんな「おう、ちょっと考える時間をくれ」と言いたくなるシチュエーションでお送りするアニメ・「オレん家のフロ事情」(通称「オレフロ」)が、2014年10月6日から放映を開始し話題を呼んでいる。

同作は、「オレの自宅の風呂にイケメン人魚が住みついている」という奇妙な設定で展開する新感覚ほのぼのギャグアニメだ。設定のおもしろさに加えて、視聴者を虜にするポイントは“時間”だというが、一体どういうことなのか?

5分間でさっと観れるアニメ「オレフロ」


なんとこの「オレフロ」、オープニングを含めて「5分間」という超短編枠のアニメなのだ……! アニメ放映を心待ちにしていたファンからは「え、5分で終わるの?」「5分番組と知らずに見過ごしてしまったんだが」などと驚きの声もあがっている模様。

5分という短時間でしっかりと視聴者を楽しませる同作は、「アニメは観たいけれどシリーズものを観る暇がない」、「ストーリーものは毎回追うのが大変」、という人にももってこいの作品となっている。

「オレフロ」の原作は、2011年から連載されている「月刊コミックジーン」で連載中の『オレん家のフロ事情』(原作:いときち/KADOKAWA)で、既に4巻まで刊行されている。

ストーリーはこうだ。主人公は、気ままな一人暮らしを楽しんでいた男子高校生・龍己。ある日、彼は河原で行き倒れていた美少年・若狭を発見する。声をかけると「た……たすけて……」の一言。龍己は若狭を助け、自宅へ連れて行くことに。しかし、家に帰ってビックリ。このイケメン、よくよく見てみると人魚ではないか! 若狭は、龍己の家の風呂を気に入り図々しくもそこに住み着いてしまうという始末……。そんなひょんなことがきっかけでイケメン人魚と男子高校生の同居生活がスタートする。

一体この先どうなってしまうんだ! イケメン居候人魚・若狭と「オレん家」の家主、さらにオレん家にふらりと現れるクラゲやタコ、巻貝(!)などが織りなすほのぼのギャグは、一度観たらやみつきになりそう。

龍己役には声優・島崎信長、若狭役には声優・梅原裕一郎、そしてナレーションをつとめるアヒルちゃんは声優・川原慶久が起用されており、キャラクターボイスにも注目したいところ。

主題歌がカッコイイ「オレフロ」


またオープニング主題歌『致命傷』を歌うのは、先日発売したアルバム『AVALON』でロマサガの伊藤賢治氏、小林智美氏とコラボレーションしたことでも驚かせた摩天楼オペラ。

1話が放映されてから、「OPがかっこいい!」「内容ギャグかよ!OP詐欺か(笑)」などと早速ネット上で話題を呼んでいる。今回はシングル曲として、インストバージョンが収録された数量限定500円ワンコインシングルとして発売予定(10月29日)。ジャケットは「オレフロ」イラストを使用しており、原作ファンもぜひ購入したい一枚に仕上がっている。

毎週一度の楽しみとして、「5分間」のエンターテイメントを取り入れてみてはいかがだろうか?
(はなふさ ゆう)