篠田麻里子も来場！ 東京拘置所「矯正展」で、拘置所の食事を体験してきた
一度、中を見てみたかったんだよなぁ……。というわけで、私も遊びに行ってまいりました！
さて、この日は思わぬサプライズゲストがやって来ています。なんと、篠田麻里子さんが来場、テープカットを担当してくれましたよ！
「東京拘置所矯正展は地域の皆様に理解、ご協力をいただき、安心安全に貢献する施設を目指しています。本日、矯正展で一人でも多くの皆様に関心を持っていただくと幸いです」（篠田麻里子さん）
そして、そのままテープカットに突入！
はぁ、可愛い……。その後はこの日用意された各所のブースに訪れ、出品されている商品を興味深く見る麻里子様。特に食いついたのは、拘置所レシピで作られたお弁当。白飯7：麦飯3の割合で出される麦ごはんに興味を持ったらしく、体や体型に気を配る彼女らしいですな。
いや、そうなんです。この日は、様々なブースが出店されているんです。中でも毎回話題となるのは、マリコ様も食いついた“拘置所弁当”。拘置所で出される食事と同じレシピで作られたこのお弁当は、矯正展で一番人気の品。毎回、瞬時の完売が余儀なくされる品です。……こうしちゃいられない。無くならないうちに、記者も買ってきましたよ！
今回用意されたのは「とんかつ弁当」と「牛トマト弁当」（ともに350円）。これが、普通に美味しい。厚みがそれなりにあるとんかつは味良し、ボリューム良し、しっかりお肉をいただいている満足感が得られます。牛トマト弁当は、“拘置所メシ”らしからぬお洒落感が驚き。トマトで味付けされたお肉は、ジューシーだし肉汁も美味！ これらを麦ごはんにバウンドさせていただくと、これまた楽しい。麦ごはんが様々な彩りに変化し、飽きさせません。「臭い飯」なんて表現を耳にしたことがあるがそんな事は全くなく、もちろんパサパサでもなく、十分美味しいクオリティを誇っていましたよ！ この日1200食用意されていた“拘置所弁当”、1時間半で完売したそうです。
そしてもう一つ、拘置所内で出されるものと同様のレシピで作られたコッペパンも美味しかった。昔ながらの、みんなが一番好きなやつです。これ、絶対パワーになるわ。この日は、ビッグなサイズのコッペパンが販売されました。
さて、他のブースも見てみましょうか。刑務所内で受刑者が製作した数々の品が、当日は販売されました。「府中刑務所」「千葉刑務所」と書かれたブースには一瞬気圧されてしまうが、販売されている商品は全て良質なもの。千葉刑務所ブースで出されるシューズやテーブルは実用的この上ないし、松山刑務所ブースで販売される置台は角が丸くなった安全仕様になっています。青森刑務所ブースで販売された可愛いデザインの印鑑に見入る女子大生も多数だし、静岡刑務所による整理ダンスなんて重厚感がハンパじゃなかったですよ！
また、刑務所内の居室をジオラマにした「模擬居室」のブースも興味深い。職員との接触しか許されない受刑者が入る「単独室」、4〜6名で共同生活を行う「共同室」の模型なんて、あまりに自分との日常に関わりが無さ過ぎて、食い入る様に見てしまいます。
その向かいには、受刑者が刑務所内で取り組むクラブ活動作品が展示されていました。書道や絵画、お花が披露されましたが、他にも英会話や宗教のクラブが存在するそうですよ。
ちびっ子向けには「刑務所制服試着・撮影コーナー」が設けられているし、今度は友人知人、またその子どもたちを連れて、また来たい！
……いや、来たいのはイベントにですよ？ 刑務所の実態を間近で感じられる、有意義な一日を体験させていただきました。
（寺西ジャジューカ）
