厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査（速報、事業所規模5人以上）によると、現金給与総額が2カ月連続で増加したことが分かった。

　4月の一人当たりの現金給与総額は、前年同月比0.9％増の27万4761円となり、2カ月連続で増加した。

　現金給与総額のうち、所定内給与は24万3989円（前年同月比0.2％減）、所定外給与は2万564円（同5.1％増）、特別に支払われた給与は1万208円（同20.5％増）。所定内給与が減少したが、残業代やボーナスなどが増加した。

　一方、4月の一人当たりの残業等の所定外労働時間は11.6時間（前年同月比6.4％増）、製造業は16.2時間（同8.0％増）となった。

　製造業の所定外労働時間は、3月まで7カ月連続で前年同月比10％を超える増加となっており、やや伸びが鈍化した。

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