写真はMLB.com「Tejada's play tracked by MLBAM」のキャプチャ

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米メジャーリーグのネット中継を運営している「MLB Advanced Media（MLBAM）」が今春公開した、詳細な選手解析システムを使用した野球中継が大きな反響を呼んでいる。

そのシステムとは、盗塁の際の走者のスピードや歩数、守備選手がボールをキャッチする際の経路や距離、そして打球を追う加速度や塁に投げる角度まで、全てトラッキングするという夢の技術だ。


http://m.mlb.com/video/topic/73955164/v32995865

現在、メッツのシェイ・スタジアム、ブルワーズのミラー・パーク、ツインズのターゲット・フィールドの3球場に設置されているこのシステムは、2015年までにMLB本拠地の全30球場への導入を目指しているとのこと。

これにより、映画「マネーボール」で日本でも有名になった分析手法“セイバーメトリクス”のような、ベースボールを統計的に分析するマニアだけでなく、もっと多くの一般的な野球ファンが視覚的にプレイヤーの能力を楽しむことができるようになるだろうと期待されている。

このたび公開された映像では、4月の試合でメッツのルーベン・テハダ選手が見せたダブルプレーが「ボールキャッチからリリースまでの時間が0.87秒だった」というデータや、レッズのビリー・ハミルトン選手が2塁への盗塁に失敗したシーンでの速度／歩数、キャッチャーからの送球速度などが紹介されている。


http://m.mlb.com/video/topic/73955164/v32995867

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