使わないと大損?タウンページもガイドブックも不要なGoogle マップ活用技

写真拡大 (全5枚)

スマートフォンでよく使うアプリと聞かれれば、必ず上位に入るのが、マップアプリだ。なかでもGoogle マップはAndroidスマートフォンやタブレットにあらかじめプリインストールされているほか、iPhoneやiOS機種向けのGoogle マップも無償提供されているので、多くのスマートフォンユーザーに利用されている。また定番アプリながら機能アップも活発で、最新版では開催および開催予定ものイベントの場所の表示や保存、共有にも対応されている。

Google マップは、現在位置確認や衛星画像や3Dマップ表示、ストリートビュー、目的地検索、ルートナビなど、多くの便利機能が搭載されている多機能な定番アプリ。だからこそ、意外にGoogle マップの中にはあまり活用されてない機能もあり、待ち合わせ場所や目的地の確認にしか使っていないというケースも多い。

そんなGoogle マップで使わないと確実に損をする、便利な機能があることをご存じだろうか。

意外に知らない人も多いのだが、実は現在のGoogle マップの場所の検索機能に、「周辺のスポット」情報が盛り込まれている。これが神アプリ的に便利な機能なのだ。
今回はそんな神機能の中から「周辺スポット」の検索機能をご紹介しよう。


Google マップには地図としての役割とは別に便利な機能が搭載されている!


例えば、初めて訪れた街で「ご飯が食べたいね」「お茶がしたいね」「お土産が買いたいな」という際、皆さんはどうしているだろうか。ネット検索やWebページで調べてからマップで場所を探すといった方法が一般的だが、これって結構面倒だったりする。

そんな手間を一気に省いてくれるのが、「周辺のスポット」機能なのだ。
筆者も週末に鹿児島を訪れた際、見しならぬ街でカフェや美味しい黒豚料理の店を探すのに重宝した。なによりあらたにアプリを追加しなくてもよい手軽さが旅先や外出先では便利だ。


検索バーをタップすると「周辺のスポット」機能が使える


さて、使い方は実に簡単なのだが、一応、おさらいをしておこう。

Google マップを起動し、画面上部の検索バーをタップしよう。すると「最近の履歴」と「周辺のスポット」が表示される。

「周辺のスポット」に表示されている「食べる」、「飲む」、「遊ぶ」、「その他」 という項目を選べば、現在いる場所の近くのお店やスポットを知ることができる。
※場所(現在地)によっては、一部のオプションしか表示されない場合もあるようだ。


旅先の鹿児島では更に細かい分類が表示された


今回、仕事先の鹿児島では、「食べる」というカテゴリーには、「旅行者に人気」と「地元に人気」という分類がされていたり、口コミ情報も掲載されていたりするので店選びにも便利。そして店が決まれば、地図上に自分の現在地と選んだ店舗が表示され、店の場所までナビゲーションしてくれるので、旅先でも迷わず向かうことができる。

また、「周辺のスポット」画面には、日常生活に便利な「コンビニ」や「郵便局」、「銀行」といった定番スポットが用意されているので、外出先での日常生活まで、地味ながら非常に役立つ。


「コンビニ」や「郵便局」、「銀行」といった定番スポットが用意されている


Google マップの「周辺のスポット」は、専用アプリを立ち上げる必要もなく、食事や買い物、遊ぶスポット探し、目的地までナビゲーションまで1つアプリでできてしまうので、デートや宴会、仕事での接待、家族サービスなど、いろいろな場面で活用できる。

Google マップの「周辺のスポット」を使えば、タウンページもガイドブックいらずなのだ。


甲斐寿憲