総務省が発表した労働力調査（速報）によると、1月の完全失業率（季節調整値）は3.7％で前月と同じだった。一方、1月の有効求人倍率（同）は1.04倍で、前月から0.01ポイントの上昇。14カ月連続の改善となった。

　新規求人倍率（季節調整値）は1.63倍（前月比0.02ポイント増）、正社員有効求人倍率は0.67倍（前年同月比0.12ポイント増）、有効求人（季節調整値）は前月比0.9％増、有効求職者（同）は同0.2％増。

　新規求人は前年同月比12.9％増。産業別に見ると、製造業（31.0％増）、サービス業（19.8％増）、運輸業,郵便業（13.4％増）などが増加。生活関連サービス業,娯楽業（1.1％減）は減少した。

　都道府県別の有効求人倍率（季節調整値）で最も高いのは愛知県の1.49倍、最も低いのは沖縄県の0.63倍。

　男性の完全失業率は3.9％、女性は3.5％で、ともに前月から変わらず。

　完全失業者数は前年同月比35万人減の238万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同14万人減の55万人、「自己都合」は同10万人減の86万人となっている。

　就業者数は前年同月比34万人増の6262万人。産業別に見ると、卸売業,小売業（29万人増）、サービス業（11万人増）などが増加し、宿泊業,飲食サービス業（12万人減）などが減少した。製造業（4万人増）は2カ月連続の増加となった。

1月の求人広告件数 37％増､求人サイトは65％増
働きたい企業1位に明治HD､食品･飲料業界が上位占める
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