高梨沙羅 (11日、ルスキエゴルキ・センター、撮影:フォート・キシモト)

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ソチ五輪から採用された女子スキージャンプ。今季ワールドカップで13戦10勝の成績をもって臨んだ日本のエース・高梨沙羅が、まさかのメダルなしの結果。4位に終わった。

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1回目ジャンプは、100メートルで3位につけた高梨。逆転を狙った2回目で98.5メートルと失速。合計243.0点で、3位コリン・マテル(フランス)の245.2点まで及ばず、メダルを逃した。

着地もイメージどおりにいかなかった。「自分の力不足を痛感した試合になった」と振り返った。「感謝を伝えるためにきたのに、いい結果を出せなかったのは、すごく残念です」と送り出してくれた人々への思いを述べた。

オリンピックという大舞台を踏んで「これまでの試合と同じように挑んだが、どこか違うところがあった」と感じとった雰囲気を伝えた。

「この舞台に立てたことは、すごくいい経験をさせてもらった。だが、そこでいい結果を出せなかったことが残念」と悔しがった。

「このオリンピックに戻ってきたい。もっともっとレベルアップして戻ってきたい」と強い気持ちを表した。

■ジャンプ女子・ノーマルヒル決勝
1位 カリーナ・フォクト(ドイツ) 247.4点
2位 ダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(オーストリア) 246.2点
3位 コリン・マテル(フランス) 245.2点
4位 高梨沙羅(日本) 243.0点