フィオレンティーナは４日、コッパ・イタリア準決勝ファーストレグでウディネーゼと対戦し、敵地で１−２と敗れた。だが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は冷静を保っている。

「負ければ少し悶々とするものだ。だがこれで、セカンドレグでもっと気合を入れられるだろう。決勝に進出できる可能性？　ウディネーゼが５９％で、我々が４９％だ。だが、今日の試合で彼らが勝ったからというだけだよ。まだまったくどうなるかは分からない。セカンドレグで勝負しよう」

「（ルイス・）ムリエルのゴール？　スペースを与えすぎたのだろう。そして試合を決定づける一発を決めた。我々はもっとやれたかもしれないが、試合全体を通じて良かったよ。試合が終わりかけ、両チームが勝とうとしなくなったときに、決勝点が生まれたんだ」

「ウディネーゼに賛辞を送りたい。だが、フィオレンティーナが勝つこともできたと思う。どんな結果になってもおかしくない試合だった」

リーグ戦でカリアリに敗れたのに続き、４日間で２連敗となったフィオレンティーナだが、モンテッラ監督はポジティブな点を強調している。

「チームは常にピッチで存在感を見せていた。だからポジティブな見方をしよう。ミスはあり得るものだ。我々はあまりに早く（ドローという）結果に満足してしまったのかもしれない。今日の試合で勝負がつくわけではないのは分かっていた。ウディネーゼはバランスのとれたチームだからね」

FWマリオ・ゴメスがチーム練習に復帰することになったことについて、モンテッラ監督は「明日からチームに合流できるようだね。でも、５カ月離脱していたのだから、リスクは冒さないよ」と述べている。