Jリーグがトライアウト実施…39歳元日本代表MF伊東輝悦ら62名が参加

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 日本プロサッカー選手会は17日、Jリーグの各クラブから戦力外通告を受けるなどした選手を対象にトライアウトを実施した。甲府を戦力外となった元日本代表MF伊東輝悦(39歳)を最年長に、横浜FCの田原豊、湘南の古橋達弥ら62名が参加した。参加選手の平均年齢は26.8歳。
  
 トライアウトは午前組と午後組に分かれ、30分の試合を計5試合実施。軽快な動きで存在感を放った伊東は、「もう少し現役でプレーしたいと思っている。所属先が決まればそこでベストを尽くしたい」と語った。
 
 また、来シーズンからJリーグがパートナーシップ協定を結ぶ東南アジア5カ国を対象に「提携国枠」を設置することもあり、今回のトライアウトにはインドネシアやタイ、ベトナムから7選手が参加。5本目の試合で唯一のゴールを決めたインドネシアのシャキール・スライマン(21歳)や、DFラインの一角として終始安定したプレーを披露したタイのノッパノン・カチュブラユック(22歳)らが懸命にアピールした。

 試合後、シャキールは「日本の選手はみんな上手くて、一緒にプレーするのが楽しかった。日本のサッカーはプレースピードがインドネシアよりも速い。Jリーグのレベルは高いと思うので、プレーできるようになれば嬉しい。ただ、そのためにはプレースピードとテクニックをもっと向上させないといけない」とコメント。

 視察に訪れていた長崎の高木琢也監督は、東南アジアの選手について「彼らは非常にクイックで、体格的にも日本人に近い。早い段階から日本に来て、日本のサッカーの教育をしっかり受ければ、可能性はあると思う」と語った。