インコの気持ちを理解するためのポイント
ペットとして、鳥類の中で人気の高いインコ。しかし、犬や猫と違い、どう飼っていいのか、喜んでいるのか、怒っているのか分からない部分が多いはず。インコとうまくやっていくには、インコのことをもっと理解しなければいけない。
『マンガでわかるインコの気持ち』(細川博昭/著、SBクリエイティブ/刊)では、インコと長年暮らしてきた著者の細川氏が、インコのちょっとした表情やしぐさ、行動などから、その気持ちをつかむためのアドバイスをしてくれる。
最新の研究によってわかってきたことなども加えながら、インコについて詳しく解説されている一冊だ。
本書によれば、インコと人間は似ているところがあるという。それは、「喜怒哀楽」があるというところだ。
鳥には、表情をつくる筋肉である表情筋があまりないため、笑みを浮かべるということはできない。でも、特に飼育されているインコは、怒ったり、期待したり、落ち込んだり、喜んだりする姿を見せてくれる。そうした感情とともに、一緒に暮らす人間に対して「おなかがすいた」「遊んで」など、さまざまな要求もする。
また、インコはささいなことで怒る。鳥の怒りは、目とクチバシに表れる。相手をまっすぐ見て、三角な目でにらむ。その際、クチバシを大きく開けて、頭ごと前に突き出すようにする。そして、顔を突き出しながら、左右に「くわぁぁぁ」という感じで、ふるふると声を出さずに首を振って見せることもある。こうした行動の意味を知ること、本当に怒りがあるのかないのかを含めて、その怒りのレベルを察することができるようになることが、インコを理解する一つ秤になるのだ。
さらに、インコの怒りにもいろいろなかたちがある。内にためこんだり、発散したり、「やつあたり」もする。特にやつあたりをするのがオスだ。誰かに攻撃をされたら、反撃の意思が生まれることはもちろんあるが、その反撃がうまくいかなかったり、怒りを十分に発散できなかったときには、沸き上がった怒りの感情を他の誰かにぶつけてしまうこともある。自分より「いい目」にあっている仲間を目撃して不愉快に思ったときは、飼い主にあたったり、まったく無関係な第三者にやつあたり的な攻撃をしたりすることもある。これは、私たち人間と同じではないだろうか。
犬も猫も、そしてインコも同様に、ペットを飼う時は、その動物の習性や特徴をしっかり理解した上で飼わなければ、飼い主としての責任は果たせないだろう。インコを飼ってみたいという人は、読んでおくべき1冊だ。
(新刊JP編集部)
『マンガでわかるインコの気持ち』(細川博昭/著、SBクリエイティブ/刊)では、インコと長年暮らしてきた著者の細川氏が、インコのちょっとした表情やしぐさ、行動などから、その気持ちをつかむためのアドバイスをしてくれる。
最新の研究によってわかってきたことなども加えながら、インコについて詳しく解説されている一冊だ。
鳥には、表情をつくる筋肉である表情筋があまりないため、笑みを浮かべるということはできない。でも、特に飼育されているインコは、怒ったり、期待したり、落ち込んだり、喜んだりする姿を見せてくれる。そうした感情とともに、一緒に暮らす人間に対して「おなかがすいた」「遊んで」など、さまざまな要求もする。
また、インコはささいなことで怒る。鳥の怒りは、目とクチバシに表れる。相手をまっすぐ見て、三角な目でにらむ。その際、クチバシを大きく開けて、頭ごと前に突き出すようにする。そして、顔を突き出しながら、左右に「くわぁぁぁ」という感じで、ふるふると声を出さずに首を振って見せることもある。こうした行動の意味を知ること、本当に怒りがあるのかないのかを含めて、その怒りのレベルを察することができるようになることが、インコを理解する一つ秤になるのだ。
さらに、インコの怒りにもいろいろなかたちがある。内にためこんだり、発散したり、「やつあたり」もする。特にやつあたりをするのがオスだ。誰かに攻撃をされたら、反撃の意思が生まれることはもちろんあるが、その反撃がうまくいかなかったり、怒りを十分に発散できなかったときには、沸き上がった怒りの感情を他の誰かにぶつけてしまうこともある。自分より「いい目」にあっている仲間を目撃して不愉快に思ったときは、飼い主にあたったり、まったく無関係な第三者にやつあたり的な攻撃をしたりすることもある。これは、私たち人間と同じではないだろうか。
犬も猫も、そしてインコも同様に、ペットを飼う時は、その動物の習性や特徴をしっかり理解した上で飼わなければ、飼い主としての責任は果たせないだろう。インコを飼ってみたいという人は、読んでおくべき1冊だ。
(新刊JP編集部)