写真は、強豪相手に1ゴール1アシストを決めた大迫勇也 (撮影:岸本勉/PICSPORT)

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日本時間16日、ベルギーのヘンクで行われたサッカー国際親善試合=日本×オランダ戦で、日本代表は2点を先取されながらも、大迫勇也のゴールで1点差にすると、後半15分には流れるようなパスワークから本田圭佑が同点ゴールを挙げ、2-2の引き分けでゲームを終えた。

主力選手を欠くオランダ代表ではあったが、6月のコンフェデ杯から負けが込む日本代表にとってはポジティブな要素が多い内容でもあった。そんな折、15日深夜放送、テレビ朝日「やべっちF.C.」では、元日本代表・田中マルクス闘莉王が試合を評価している。

「60点」、「評価:新戦力の活躍」、「印象に残った選手:大迫、山口」とフリップに書いた闘莉王は「オランダがベストメンバーだったら80点を付けてもおかしくない」と切り出した。

評価として挙げた新戦力については、「本当によかったと思います」と語る闘莉王。「大迫のキープ力、アシスト、動き出し、相手に怖さを与えるプレー、素晴らしかったと思います。非常に計算できる。柿谷と違ったタイプですけど。柿谷は動きの良さ、裏を取るタイミングだったり、流れで前で貰う。背負ったプレーは得意ではない。逆に大迫は相手の力を利用して自分を生かすことがうまい選手。相手が強ければ強いほど自分のパフォーマンスを出せる」とし、対比して名を出した柿谷とは「(二人とも)絶対必要。試合展開によってはどっちを使ってもいいと思います」と話した。

また、もう一人、名を出した山口螢については「日本に足りてなかった動き出し。前にいくタイミングが非常にいいんですよ。フリースペースを見つけるフィーリングはちょっと長谷部にはない。(守備意識が強く)あんま考え過ぎちゃうとできない。直感で(前に)行ってるので」と、こちらも絶賛。長谷部とは異なる魅力を強調した。