スニッカーズの不機嫌CM、内田裕也からt.A.T.u.にリレー
マース ジャパン リミテッドは2013年10月17日、チョコレートバーブランド「スニッカーズ」の新テレビCMに、ロシア出身のアーティスト「t.A.T.u.(タトゥー)」を起用すると発表した。東京・秋葉原でスニッカーズ新CM発表会を開催し、前作CMのキャラクターを務めたミュージシャンの内田裕也さんから、t.A.T.u.への、バトンの引継ぎを行った。新CMは10月18日から全国で放映開始される。
スニッカーズのテレビCMは、「ハラが減ってるキミは、いつものキミじゃない。」をキャッチフレーズに、空腹で不機嫌になった出演者を、スニッカーズがなだめるというストーリーで展開している。現在、アメリカ、カナダ、メキシコ、ロシア、中東、オーストラリア、中国など、世界各国で展開中で、各国の有名セレブリティらを起用したユニークな内容が話題を集めている。
日本では、サッカー部を舞台にした女優・沢尻エリカさんを起用した第1弾に始まり、吹奏楽部でのストーリーを描いた内田裕也さんの第2弾「ロッケンロール」篇、そして、今回のt.A.T.u.を起用しての第3弾「野球」篇が制作されている。
新CM発表会では、内田裕也さんが「AKB48、ももいろクローバーZが全盛の、この時代に、AKBの本拠地ともいえる秋葉原に殴り込みをかけてくるとは勇気がある」と、7年ぶりに来日したt.A.T.u.を歓迎。前作のCM撮影時を振り返って、めったにCM撮影を引き受けない中で出演したため、「ロッケンロール」のキメ台詞をひそかに自宅で繰り返して現場に向かったエピソードなどを披露した。
また、t.A.T.u.がヒット曲「All The Things She Said」をライブ披露すると、内田さんは、その歌唱を絶賛。「いつかロシアでコンサートをしたいと思っているから、その時には、ジョイントコンサートにしよう」と呼びかけていた。
久しぶりの来日となったt.A.T.u.の2人は、2000年当時に、日本でも大いに注目を集めていた頃に着ていた超ミニの衣装で登場。現在は、ソロ活動をロシアを中心に行っているという。日本を離れていた期間に「いろんなことが変わりました」と語り始めたユーリャ・ヴォルコヴァさんは、「2人の子どもを産みました」と告白。続いて、リェーナ・カーチナさんは「結婚しました」と報告した。
2人ともに東京での滞在を楽しんでいる様子で、「東京に来ることができて、本当にうれしい」とユーリャさんが言えば、「これを最後ではなく、また、コンサートを日本で開催したい」とリェーナさんも応えていた。(編集担当:風間浩)