アシアナ航空は2日、米サンフランシスコ国際空港で起きた同航空機の着陸失敗事故で、事故を起こした214便の操縦桿を握っていた機長と副機長が10月から職場に復帰したことを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 事故は7月6日に発生し、機長と副機長は翌7日から自宅待機していた。約3カ月ぶりの職場復帰で、地上勤務を行うという。具体的な業務内容は決まっていない。

 アシアナ航空は、事故の原因究明が行われ、2人に過失がないことが立証されるまで地上勤務させる方針という。事故当時、交代要員として事故機に乗っていた操縦士2人は9月からフライトを開始している。

 事故機に搭乗していた客室乗務員12人のうち、米国人2人と韓国人1人は入院、8人は通院しており職場復帰の目処は立っていない。男性乗務員1人は2日から搭乗を始めたという。(編集担当:新川悠)