バラエティ番組で元SDN48光上せあらから公開告白された“山ちゃん”こと南海キャンディーズ山里亮太が、自身のラジオ番組で心境を語った。告白した光上のブログには「ファンになりました」といったコメントが届くなど、反響も起きている。ラジオで山ちゃんが予想したように状況が動いているのが面白い。だが当の山ちゃんは、それを知ったらきっと舌打ちするのではないだろうか。

深夜のバラエティ番組『ナカイの窓』が、9月25日にゴールデンで「芸能人100人集結!年収&恋愛&私生活一斉調査SP パート2!」を放送した。メインMC中居正広のサポートMCを務めたのが、山里亮太だった。

番組の終盤でのことだ。「スタジオの中に本気で好きな人がいる?」という質問に唯一、元SDN48のアイドル・光上せあらが“YES”と答えた。彼女は「やばい、ドキドキする」と胸に手を当てながら、「山里さんです」と意中の人を明かした。

光上は山ちゃんと以前ラジオ番組で共演しており、そのころから好きでメールアドレスも交換していたと明かす。「山里さんが夢に出てきて、もっと本人に会いたくなっちゃった」といったメールも送ったが、全て無視されたらしい。山ちゃんはこのメールが送られてきた事実を認めると、「基本的に女性からアプローチされても、全部ドッキリだと思っちゃうから」と無視した理由を説明した。

すると光上は、改めて「今でも好きです」「付き合いたいです!」と山ちゃんに告白したのだ。中居正広から「嘘は良くないよ?」と確認された彼女は「本当に好きです」と答えたが、「もしかして、ここオンエアされないかもしれないけどいい?」と問われると「嫌です!」と即答してしまう。

山ちゃんは顔色を変えて「オンエア目的じゃないか!」とキレそうになったが、光上が抱きついてきたので「なんだよ〜」とハグするしかなかった。

それから数時間後、『JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で山ちゃんがこの件について言及した。光上せあらとは彼がレギュラーだったラジオ番組『まだまだゴチャ・まぜっ!〜集まれヤンヤン〜』(MBSラジオ)で3〜4年前に共演したという。

当時はアイドルが10人ほど出演していたので、親睦会をやることになったそうだ。男性の幹事が山里亮太、女性の幹事が光上せあらだった。山ちゃんはその時にメールアドレスを交換しており、「良かったらご飯でも」というメールを何度かもらったと証言している。

しかし彼は、「この世界の人間が送る『良かったらご飯でも』はなんか怖くて大嫌い」と考えるタイプなのだ。しかも光上は、当時からファンにハイタッチ会ならぬ金タッチ会を開くなどシモネタキャラで有名だった。山ちゃんは「そんな女性から純粋な誘いのメールをもらって、対処が分からず無視するしかなかった」と振り返る。そんないきさつがあっての今回の公開告白だ。山ちゃんは「俺は怖かった。高いところに爪あとを残すために『ころあいの良い台がないかな…』と芸人を踏み台にする、そういう風潮が怖い」と本音を語った。

放送では2人がハグしあって、山ちゃんもまんざらでない顔をするところで終わったが、実はハグした後で彼が「意外とおっぱいあるんだね?」と口にして引かれたという。「3枚目の落とし方」をしたと山ちゃんは話しており、そこで関係を終わらせようとしたのである。また彼は「私は信じないああいう恋は」と言い切っており、今回の件で光上との関係が進展することを否定した。さらにネットが炎上することを予測すると、「向こう(光上)が燃えるのも嫌だ」、「あの子は燃えて強くなるタイプだから」と彼女の踏み台になるのを悔しがっていた。

だが、ツイッターでは光上せあらについて「一回見たというだけでなんとなく親近感を覚えてしまう」、「周りが嫌うほど嫌いじゃないけどね」といったものから、「TVに出たいだけの芸能界の片隅にもおけない奴だ」などの批判がつぶやかれている。

光上のブログ『そしてそこから桃色バナナ』には、「山ちゃんにマジ告白なん?」、「せあらちゃん可愛かったですね、山ちゃんなんか勿体無いよー」、「ナカイの窓での覚悟本物ですね」といったコメントが届いた。中には「人としてどうなんや? 心は顔に出るって本当やな。キモいわ」といった批判もあり、まさに山ちゃんが予測した炎上状態となっている。「燃えて強くなるタイプ」の光上せあらだけに、山ちゃんに公開告白した目的は叶ったといえそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)