民俗学者の谷川健一さんが2013年8月24日、92歳で死去した。熊本県出身で文化功労者でもあった。

平凡社の編集者時代に『風土記日本』『日本残酷物語』などを手がけ、雑誌「太陽」の初代編集長を務めた。退社後は民俗学者として活動し、柳田国男、折口信夫らの民俗学を独自に発展させた「谷川民俗学」を打ち立てた。

1981年に「日本地名研究所」を設立し、自ら所長に就任。87年から96年まで近畿大学教授を務め、2007年に文化功労者となった。