口グセで丸分かり?!気になる彼の性格診断

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窮地に追い込まれた時の言動には、その人の価値観や本心が隠されているもの。「なぜ、この人はこんなことを言うのだろう?」と視点を変えて、心のうちを考えてみると、相手のことをより深く理解するための近道となります。今回は渋谷昌三さんの著書、『面白いほどよくわかる!他人の心理学』より、彼が発した言葉からその真意を汲み取る方法をご紹介しますね。

■1.「考えれば分かるだろ」「おまえの支度が遅いから」

「自分の非を棚に上げて、「上司の指示が悪かったからだ」「同僚の○○の仕事が遅く、そのしわ寄せでこちらに回ってきたせいだ」「取引先の連絡漏れがあったからだ」というように、自分以外の誰かを攻撃して文句を言う。反省の弁は一切なく、自分の正当性を声高に主張するのです。」

他人を責める言動が多いこのタイプは、欲求不満や怒りを外にぶつける傾向があります。本人にストレスが溜まることは少ないけれど、迷惑な存在ですね。恋愛においては怒りの原因をあなたのせいにすることが多く、同じようなケンカを繰り返してうんざりすることも。いちいち彼の言葉を正面から受け止めず、肯定も否定もせずにのらりくらりとかわして、彼の怒りが通り過ぎるのを待つのが賢明です。

■2.「あいつは自分をインテリだと思ってる」「勘違いしてんじゃないの」

「何かにつけ、人を批判する人がいますが、実はコンプレックスがそういった態度を取らせているということがよくあります。」

人をバカにしたり、誹謗中傷をする人は、相手を引き下げることで自分の優位性を保ちたいという意識があります。つまり、劣等感の強い人。このようなタイプの人と付き合うと、振り回されたり傷つけられたりすることが多いかもしれません。彼の劣等感をなだめてあげたくて良いところを褒めても「褒められるのは苦手」と素っ気なく言われ、逆にマイナスになる場合もあります。それでも、その強い劣等感が生まれた原因(痛みを伴う経験)から、他者の苦しみが分かる優しい人もいます。その優しさがあなたに向けられるのならば、あなたはして貰ったことへの感謝の気持ちを素直に伝えると、彼も悪い気はしないはず。やたらと持ち上げようとし過ぎないことがポイントです。

■3.「その服、すっごく似合うよね!」「俺は○○だから」

心理学用語に、迎合行動というものがあります。相手の好意を得るための言動を指し、お世辞を言う、相手の意見に同意するなどいろいろなものがあります。」

見え透いたお世辞を言ったり、自分のことをやたらと卑下したりする彼をうっとうしく感じたことはないでしょうか。本当に思ったことを言っているのが大袈裟に聞こえたり、自尊心が低い為に自分を卑下したりする場合もありますが、多くの場合はあなたの好意を得たいから。また、何かと気遣い親切にしてくれる、といったこともこれに当てはまります。こういう言動が目立つなら彼はあなたの気を引きたいと思っている証拠です。

■4.「このプロジェクトは俺がいないと回らないから」「また告白されて参った」

「聞かれもしないのに、自分のことばかり話す人がいます。その内容はというと、自慢話がほとんど。」

真偽織り交ぜて自分がいかに優れているか、魅力的であるかといった主張を繰り返すこのタイプは、ありのままの自分に自信が持てないことが多いです。そのため常に事実を誇大して見せるということをしてしまいます。彼の言っていることが本当かどうかを確かめるようなことはしないで、「そうなんだあ」と笑顔で話を聞き、彼を認めていることを表現してあげれば喜びます。もしも「話を大きくしているな」ということが分かっても、知らん振りをしてあげましょう。ただ、最初からあなたを騙そうとする目的で自分を大きく見せる場合もあるので、そこは見極めが必要です。

■おわりに

彼の言葉を注意深く分析することで、性格傾向やあなたに求めていることが分かることもあります。ですが、時にはあなたをコントロールしようとしているだけのことも。

言葉だけで彼の人物像や気持ちを想像するのではなく、言葉と行動が一貫しているかで判断できるようになることが重要ですよ。

参考文献:渋谷昌三著『面白いほどよくわかる!他人の心理学』西東社

(水月紗綾/ハウコレ)