台湾鉄道・基隆駅で跨線橋崩落  女性1人負傷

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(基隆 8日 中央社)8日午前11時14分頃、台湾鉄道の基隆駅構内で線路をまたぐ陸橋の一部が崩れ、橋を通行していた女性(22)がホームに転落、負傷した事故があった。

病院に搬送された女性は一時的な意識消失を伴う脳震盪と診断され、骨盤挫傷のほか、肘や腕などにも擦り傷を負った。一方、落ちた陸橋で道路や高圧送電線などに損壊を受けた。

事故のため、基隆行きの上り列車すべてが同駅から3つ目の七堵駅にまでしか通行できなくなり、また基隆発の下り線もすべて七堵駅からの発車となった。遅れや運休となった列車は55本にのぼり、約9800人の足に影響が出たという。

基隆―七堵区間では片側の線路が使用不能となったが、崩落した陸橋は午後5時50分に撤去されたため、同12時に同区間での復旧が見込める。

また、午後7時に道路の修復作業が終了する予定で、高圧送電線などの設備の修復はそのあとに始まるという。

(編集:荘麗玲)