肉禁止を宣告された森三中・大島美幸におすすめしたい。徹底的に野菜がおいしいレシピ集
今年の「24時間テレビ」チャリティーマラソンランナーに選出された森三中・大島美幸。
記者会見の席で、完走のネックである体重をどう減らすか(目標:15キロ減!)を問われ、「これから家でも野菜をいろんな調理で食べていきたいと思います」と答えていた。実際、レギュラーである「イッテQ」の中でも“肉禁止”を宣告され、野菜中心のレパートリーを増やすためにブログ読者にも教えを請うているらしいのだが、そんな大島にこそオススメしたいレシピ本がこのほど刊行された。
『まるベジ・デリ〜まるごと野菜でつくるお惣菜』。
前著 『まるベジ・ドリンク〜まるごと野菜でつくるジュースとスープ』で、野菜や果物をまるごと使ったジュース・スープ・スムージーのレシピ集を紹介した料理人ユニット「SOUP CARAVAN(スープキャラバン)」による、2冊目のレシピ本だ。
《野菜不足を感じている人や野菜がちょっと苦手な人にもまいにち、野菜を楽しんでもらえるように、できるだけ簡単に作れるお惣菜を紹介しています》と冒頭で綴る通り、タイトルそのままに《栄養豊富な野菜の皮やヘタもすべて使い切る》をコンセプトにした、野菜別・シチュエーション別の料理レシピが70点紹介されている。野菜にこだわる一方でお肉を使ったレシピも多く、ストイックじゃないところが嬉しい。
まずは「CHAPTER1 デイリーデリ」。
トマト、ほうれん草、にんじん、アスパラガス……と15種類の野菜別に代表的なレシピが見開きで登場。料理初心者にもちょうどいい作りになっている。
基本ができたら、または料理上級者であれば、「CHAPTER2」以降のページもどんどん活用していきたい。
「CHAPTER2 おもてなしデリ」ではエスニック、イタリアン、ピクニックなどテーマ毎の野菜レシピが並び、さらには「おもてなしポイント」として、料理をサーブするまでの順番、ドリンクを冷やすタイミングまで紹介するこだわりよう。
「CHAPTER3 三変化デリ」は野菜の使い回し術。「CHAPTER4 作り置きデリ」ではピクルス、きんぴら、ドレッシングなどの日持ちのするレシピや、あともう1品、に役立つ工夫が満載。そして最後の「CHAPTER5 お夜食デリ」で満腹感もバッチリ、という構成だ。
また、このレシピ本が特徴的なのが、電子レンジを使用しない、というこだわり。
野菜の栄養そのままにはもちろん、やさしさに溢れたテーブルになるように「蒸す」「焼く」「ゆでる」という昔ながらの調理法ばかり。野菜から元気がもらえるだけでなく、レシピ本を通して食卓の温故知新が見えてくる。
最近はユニット(コンビ)など複数名で出すレシピ本が増えているが、今作の著者SOUP CARAVANも、フードスタイリスト・HISAKO、料理写真家・馬場敬子、フードライター・川越晃子の3名による“フードユニット”。味にこだわり、盛りつけや野菜のカラーリングにこだわり、つくり方も3ステップから多くても4ステップと簡潔にまとめられているのは、個々の強みを生かしたからこそ。
で、著者近影を見る限り、森三中の3人とは打って変わって細身体型。これなら野菜を採ることでの効果も期待できるというもの。
分量はすべて2人分表記なので、上述した大島家のように夫婦で野菜ダイエットをしたい方、また食生活が乱れがちな一人暮らしが作り置き分も含めて調理するのに適しているし、見方によっては節約術のレシピ本としても重宝できる点が嬉しい一冊だ。
(オグマナオト)
記者会見の席で、完走のネックである体重をどう減らすか(目標:15キロ減!)を問われ、「これから家でも野菜をいろんな調理で食べていきたいと思います」と答えていた。実際、レギュラーである「イッテQ」の中でも“肉禁止”を宣告され、野菜中心のレパートリーを増やすためにブログ読者にも教えを請うているらしいのだが、そんな大島にこそオススメしたいレシピ本がこのほど刊行された。
前著 『まるベジ・ドリンク〜まるごと野菜でつくるジュースとスープ』で、野菜や果物をまるごと使ったジュース・スープ・スムージーのレシピ集を紹介した料理人ユニット「SOUP CARAVAN(スープキャラバン)」による、2冊目のレシピ本だ。
《野菜不足を感じている人や野菜がちょっと苦手な人にもまいにち、野菜を楽しんでもらえるように、できるだけ簡単に作れるお惣菜を紹介しています》と冒頭で綴る通り、タイトルそのままに《栄養豊富な野菜の皮やヘタもすべて使い切る》をコンセプトにした、野菜別・シチュエーション別の料理レシピが70点紹介されている。野菜にこだわる一方でお肉を使ったレシピも多く、ストイックじゃないところが嬉しい。
まずは「CHAPTER1 デイリーデリ」。
トマト、ほうれん草、にんじん、アスパラガス……と15種類の野菜別に代表的なレシピが見開きで登場。料理初心者にもちょうどいい作りになっている。
基本ができたら、または料理上級者であれば、「CHAPTER2」以降のページもどんどん活用していきたい。
「CHAPTER2 おもてなしデリ」ではエスニック、イタリアン、ピクニックなどテーマ毎の野菜レシピが並び、さらには「おもてなしポイント」として、料理をサーブするまでの順番、ドリンクを冷やすタイミングまで紹介するこだわりよう。
「CHAPTER3 三変化デリ」は野菜の使い回し術。「CHAPTER4 作り置きデリ」ではピクルス、きんぴら、ドレッシングなどの日持ちのするレシピや、あともう1品、に役立つ工夫が満載。そして最後の「CHAPTER5 お夜食デリ」で満腹感もバッチリ、という構成だ。
また、このレシピ本が特徴的なのが、電子レンジを使用しない、というこだわり。
野菜の栄養そのままにはもちろん、やさしさに溢れたテーブルになるように「蒸す」「焼く」「ゆでる」という昔ながらの調理法ばかり。野菜から元気がもらえるだけでなく、レシピ本を通して食卓の温故知新が見えてくる。
最近はユニット(コンビ)など複数名で出すレシピ本が増えているが、今作の著者SOUP CARAVANも、フードスタイリスト・HISAKO、料理写真家・馬場敬子、フードライター・川越晃子の3名による“フードユニット”。味にこだわり、盛りつけや野菜のカラーリングにこだわり、つくり方も3ステップから多くても4ステップと簡潔にまとめられているのは、個々の強みを生かしたからこそ。
で、著者近影を見る限り、森三中の3人とは打って変わって細身体型。これなら野菜を採ることでの効果も期待できるというもの。
分量はすべて2人分表記なので、上述した大島家のように夫婦で野菜ダイエットをしたい方、また食生活が乱れがちな一人暮らしが作り置き分も含めて調理するのに適しているし、見方によっては節約術のレシピ本としても重宝できる点が嬉しい一冊だ。
(オグマナオト)