外国人にオススメの文学作品を聞いてみました

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宮沢賢治、川端康成、夏目漱石……。文豪たちの名作は今も日本で愛され続けています。では、外国ではどういった作品が愛されているのでしょう。外国人20人に聞いてみました。

・ヴィクトル・ユーゴーの作品 (フランス/男性/20代後半)

ヴィクトル・ユーゴーといえば「レ・ミゼラブル」。フランスの文学作品では他にも、スタンダール「赤と黒」、ジュール・ヴェルヌ「八十日間世界一周」、アレクサンドル・デュマ「三銃士」など、日本でも有名な作品が多くあります。

・ヘルマン・ヘッセの作品 (ドイツ/男性/30代後半)

ヘッセと言えば「車輪の下」やノーベル文学賞を受賞した「ガラス玉演戯」などの代表作が浮かびます。ドイツでは他にゲーテ「若きウェルテルの悩み」やケストナー「ふたりのロッテ」なども有名ですね。・「巨匠とマルガリータ」(ミハイル・ブルガーコフ)(ウクライナ/女性/20代後半)

ウクライナ出身の劇作家であり小説家。作品がソビエト社会への体制批判ととられ、弾圧を受けたこともあったようです。

・やはり「アルプスの少女ハイジ」です (スイス/女性/40代前半)

今ではCMでパロディ化されるほどの人気を誇るハイジ。スイス人は、ハイジが日本人にここまで愛されていることを知っているのでしょうか。教えてあげたいです。

・「The Girl with the Dragon Tattoo」。(スウェーデン/男性/30代後半)

スティーグ・ラーソンのミステリー・サスペンス「ドラゴンタトゥーの女」のことですね。2005年に出版されたので、まだ新しい作品です。日本でも映画が公開されたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。かなり衝撃的な内容で、公開時は非常に話題になりました。 ・「千夜一夜物語」 (シリア/男性/30代前半)

「アラビアンナイト」といったほうが私たちはピンとくるのではないでしょうか。も呼ばれる作品ですね。こちら、実は手塚治虫製作総指揮でアニメ化されたこともあります。

・「The Catcher in the Rye」という成長物語は大人気です (アメリカ/男性/30代前半)

J・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」です。日本でもファンが多いことで知られるこちらの作品ですが、村上春樹訳バージョンの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」などもあります。

名作文学ということで、日本でもなじみ深いものがずらりと並びました。あなたは外国人から「オススメの日本文学は? 」と聞かれたときにきちんと答えられますか??

(文・アリウープ おーた)