松田さん追悼試合で得点の中山雅史「やる以上は勝ちたいと思った」

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 2011年8月に急性心筋梗塞により急逝した元日本代表DF松田直樹さんの追悼メモリアルゲーム「松田直樹メモリアル新春ドリームマッチ群馬2013」が20日、松田さんの故郷である群馬県の正田醤油スタジアム群馬で行われた。
 1万人以上の観客が詰めかけた試合は「Naoki Friends」対「群馬県出身Jリーガー」に分かれて行われ、4−4の引き分けに終わった。

「Naoki Friends」の一員として出場して、ゴールも挙げた元日本代表FWの中山雅史氏は試合後、以下のようにコメントした。

「(最後の同点ゴールは)味方のサポート、敵のサポートもあって生まれたゴール。ありがたいことだなと。たくさんのお客さんが集まってくれた中で、楽しんでもらいたい、笑顔で帰ってもらいたいという思いで自分にできることをやりました」

「もちろん、やる以上は勝ちたいと思っていましたし、ヒデ(中田英寿)は悔しさをにじませていましたね。僕の場合は、最後にちょろっと出て、ちょろっとゴールできてと、気持ち良くできました(笑)」

「ああいう不慮の事故で松田直樹というサッカー選手がこの世を去ってしまったが、今後、同じようなことが起きないように、命を救うために、こういう取り組みを続けていければと思いますし、マツが愛してやまないサッカーに関心を持ってほしい、サッカーを愛してほしいと思います」

[写真]=兼子愼一郎