16,000人のクリエイターとのコラボレーションが可能な「クリエイティブのインフラ」をベースとして、Web制作、デジタルコンテンツ開発、映像、印刷広告プロモーションなど手掛ける株式会社ロフトワーク。
今回は同社が考えるコミュニケーション活動の在り方に迫ってみる。


<クリエイティブの才能をダイナミックに流通させる>

“クリエイティブ”を軸に幅広く事業展開する株式会社ロフトワーク。同社は、旧友だったクリエイティブ分野出身の諏訪光洋氏(代表取締役社長)とマーケティング分野出身の林千晶氏(代表取締役)がニューヨークで再会したのをきっかけに2000年に立ち上げられた。

時はまさにインターネットが普及し始め、アメリカではオークションサイト「イーベイ」が流行っていた頃。そんな中「イーベイ」のように需要と供給を結びつける仕組みを活用すれば、例えばデザイナーやコピーライターなど、色々な人のクリエイティブの才能をダイナミックに流通させることが出来るのではないかと考え、「loftwork.com」をスタートさせた。



loftwork.com

当時はホームページを持つクリエイターはまだ少ない時代で、人脈などに依存してビジネスにつなげていたが、「loftwork.com」によってクリエイターとクリエイターを探しているクライアントとを、人脈や地理的要因に関係なくつなげることを可能にしたのだ。

但し「loftwork.com」はあくまで多くのクリエイターが集まる“場”として、多数いる中から「ご自由にお探しください」というスタンスで運営されている。その一方で「●●を制作するにあたり、最適なクリエイターを集めてチームを作りたい」といったニーズに対して、同社はディレクター集団として、チーム作りからプロジェクト進行、クリエイティブの制作まで一元化してサービスとして提供している。

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