サイボウズの成長の裏にコミュニケーションあり/小槻 博文
グループウェアなど“チーム”支援に向けた各種ソフトウェアの開発・販売を行うサイボウズ株式会社。同社は、従来は法人向けサービスが中心だったが、最近では「サイボウズLive」という無料サービスを提供するなど、法人に限らず家族やサークルなど多様な“チーム”支援にも取り組んでおり、現在では3万社、400万人以上に同社サービスを利用されるまでに成長した。
そこで今回は同社のコミュニケーション活動を探ってみたいと思う。
無料コラボレーションツール「サイボウズLive」
認知・関心がないものに関する情報はスルーされてしまうだけ
同社は1997年に創業したが、創業時は現社長の青野慶久氏が営業・マーケティングを担当し、創業の地である愛媛県松山市から東京に出てきては積極的にプレスミーティングを行った。今でこそ同社のメディアイベントには多くの報道関係者が駆けつけるが、当時はまだ無名の会社でなかなか記者の動員が思うようにいかず、メディア関係者が二人しか来なかったこともあったそうだ。
また“ボウズマン”というキャラクターをつくりコミュニケーション展開するなど「まずは印象付ける」ことを念頭にしてきた青野氏なので、現在の広報に対しても積極的に情報発信することを常に求めている。
その意味では、例えば2011年11月から提供している「cybozu.com」の導入企業数が約半年で1000社を達成したのを記念して、“戦車(センシャ)”を東京・六本木で走らせるというイベントが2012年6月に開催された。
しかし一方で、ただ単に印象付けただけでは意味がない。その点はどのように考えているのだろうか。
続きはこちら
そこで今回は同社のコミュニケーション活動を探ってみたいと思う。
無料コラボレーションツール「サイボウズLive」
認知・関心がないものに関する情報はスルーされてしまうだけ
同社は1997年に創業したが、創業時は現社長の青野慶久氏が営業・マーケティングを担当し、創業の地である愛媛県松山市から東京に出てきては積極的にプレスミーティングを行った。今でこそ同社のメディアイベントには多くの報道関係者が駆けつけるが、当時はまだ無名の会社でなかなか記者の動員が思うようにいかず、メディア関係者が二人しか来なかったこともあったそうだ。
また“ボウズマン”というキャラクターをつくりコミュニケーション展開するなど「まずは印象付ける」ことを念頭にしてきた青野氏なので、現在の広報に対しても積極的に情報発信することを常に求めている。
その意味では、例えば2011年11月から提供している「cybozu.com」の導入企業数が約半年で1000社を達成したのを記念して、“戦車(センシャ)”を東京・六本木で走らせるというイベントが2012年6月に開催された。
しかし一方で、ただ単に印象付けただけでは意味がない。その点はどのように考えているのだろうか。
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