みんなで旅を作るソーシャルサービス「trippiece(トリッピース)」を運営する株式会社trippieace。今回は、代表者自らが考える同社のコミュニケーション活動への想いについて紹介する。
(取材先:株式会社trippieace 石田言行 代表取締役CEO)
※サービス名は「trippiece」、社名は“a”が入る。


「みんなで旅をつくる」


「みんなで旅をつくる」をコンセプトにソーシャルトリップサービスを展開するtrippiece。
そもそもの事業のアイディアは石田氏の大学時代の原体験にあるという。

当時バングラディッシュを視察したいと思っていたものの、バングラディッシュに関する情報はほとんどなく、また旅行会社が企画した旅程を見てみてもいまいち求めているものとは違っていた。

そんなときにツイッターで「バングラディッシュに行ってみたい」と何気なくつぶやいたところ、色々な人から「私も行ってみたい」とレスポンスがあり、ならばみんなで行こうという話になり、色々アイディアを出し合って旅行会社に手配してもらい、最終的に18名でバングラディッシュに行ったという経験をした。

この体験が石田氏にとって非常に印象的で、みんなで旅行をつくるということを事業としてやってみたいと考えたのが「trippiece」の始まりだった。

信頼性を高めるためのパブリシティ


その後2011年夏にβ版を、そして2012年1月に本格運用を開始し、現在約3万人が利用するサービスに成長したが、最初の半年はなかなかユーザー数が伸びず、2012年春以降に一気に約2万人増えたという。

そのきっかけはメディアで取り上げられたことだった。日経トレンディ(日経BP)に取り上げられて、その記事がYahoo!トピックスに転載されたり、同時期に「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系列)でも取り上げられたりしたことで、信頼性が高まり、加速度的にユーザー数が増えていったのだ。

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